次世代リーダーが意識していること

採用

こんにちは!私は企業の人事部として教育面や採用などを数年担当者やリーダーの経験をしてきました。
そんな中でリーダーから”リーダーになったが、思うように成果が出ない。“と言われたり、若手社員から”上司と合わないから離職します“といった声を聞くことがあります。
これまでは終身雇用が当たり前の時代だったため、仕事を教えることができれば部下はみんなついてきてくれました。

今まで通りの仕事を教えていれば部下が成長してリーダーとしての役割が果たせていましたが、今はどうでしょう?
転職が当たり前になり、上司と馬が合わなかったら退職するという選択肢がどんどんと出てくる時代となってきました。

みんなの選択肢が増えてきた時代で、”これは納得できないな“や”この仕事は私がやりたいことへの成長にはつながらない“と思うと最低限の仕事しかやらなくなります。
最低限の仕事しかしない人が多くなった会社やチームでいい成果が出なくなることは容易に想像できるでしょう。
リーダーが仕事ができることはもちろん大事ですが、もっと大切なスキルがあります。
それは、”人を動かす”スキルです。
もっと具体的に言うと、”人を主体的に成長させて動かすスキル“です。
働き方が変わり、会社との結びつきが大きく変わってきました。
世の中が変わっていく中でも、社員を納得させて高いモチベーションで育てて動かすというスキルを今回お伝えしていきます。

リーダーに求められる役割

ではリーダーにまず求められている具体的なスキルはどういったものがあるでしょうか?
それは全部で3つあると考えます。

  • 人を早く育て動かす
  • 適切な意思決定で成果を出す
  • 情報を流通させ効果的なコミュニケーションをする

リーダーがいるということは基本的にチームのクオリティが揃っていないからリーダーを立てて行動しているようなものですし、リーダーはチームの成果を最大化することが仕事です。
そのため人を育てる技術はリーダーのスキルの中で一番重要と言えます。
また意思決定をすることも重要です。リーダーが意思決定しないのであれば、現場を詳しく知っていない社長や役員などが意思決定すれば良いのです。
しかし社長や役員などに意思決定を依頼してしまうと理想ありきでの意思決定となってしまい現実味がなくなってしまいますし、そういったポジションの高い方は時間も限られています。
だからこそ、より現場のことが分かっているリーダーが意思決定をしていく必要があるのです。だからチームメンバーも納得感をもって行動することができるのです。
最後に上からの情報を伝えないといけないですし、下からの情報も聞区必要があります。これができることで納得して主体的に動いてくれるのです。
ではこの3つが重要であることが分かったうえで前提として皆さんに知っておいてほしいことがあります。

人は毎日成長しない

人がどういった場合に成長するかというと、成功体験があった場合に成長していきます。
新しいことを任せられ仕事をしている時は知識が少しずつ身について苦労することが少しずつスキルが身についていきます。
そして、新しい取り組みが成功することで人は”こういったことが要因で成功した。でもこういう部分は上手くいかなかったから次回の改善点だな”ということを論理的に直感的に学ぶことができ成長を繰り返していきます。
だからこそ人に仕事を取り組んでもらうときはいかに成功させてあげるかを考えて行く必要があるということです。
仮にその取り組みが失敗してしまうと、”人はそこまで成長しないのです。”
なぜなら失敗した時は”これじゃあ駄目だったんだ”ということが分かるだけだからです。
人が新しい取り組みで成功した時、パターンや型が手に入ります。その時に人は自信をもってモチベーションを持つことができます。
自信とモチベーションが得られることでもっと頑張ろうや次に試みている新しい取り組みのスピードがより早く達成することができます。
こういった流れができ始めると成長体験が早まり、成長速度が上がっていくのです。

こういった循環をメンバーの人に経験してもらうことができればより良い組織が出来上がります。
だからこそリーダーはこの循環を計画的に与えて成長を促すことが重要になってくるのです。
お膳立てしてあげて褒めて成長してもらうことに抵抗を感じるリーダーもいるかもしれませんが、これがリーダーとして重要な大切な技術です。

成長を促進するためのリーダーシップ(SL理論)

これからのリーダーは社員に合わせて4つの顔を持てるようにしてください。
この4つができるようになると格段に主体的に成長する部下が増えます。
SL理論については別の投稿でお伝えしますね!

1.指示型リーダーシップ
→明確な指示とルールを定義し、メンバーに遵守させる
2.コーチ型リーダーシップ
→組織の目標を明示して、自ら手本を示す
3.援助型リーダーシップ
→メンバーに任せ、困ったときのサポート役となる
4.委任型リーダーシップ
→リーダーの役割を分担し、権限と責任を共有する

まとめ

リーダーになれる人は、自分で気づいている気づいてない問わず優秀な人が多いと思います。
優秀だからこそ自ら学んでチームで成果が出るような組織を作っていきましょう。リーダーのポジションで成果を残すことができれば転職でより有利になっていきますので担当者以上の成果を頑張って残しましょう!

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