エクセルを使っていて、「数字を足し算したい」と思ったことはありませんか?そんなときに大活躍するのが、SUM関数です。

SUM関数ってどうやって使うの?
SUM+SUMってどうやるの?

こんな風に悩んでいる方はいませんか?
この記事では、エクセル初心者の方でも迷うことなく、SUM関数の使い方をマスターできるように、基本から応用まで解説していきます。
この記事を読めば、あなたはきっとSUM関数を使いこなせるようになりますよ!
SUM関数とは?まずは基本を知ろう
SUM関数は、指定した範囲の合計値を計算するための関数です。

Excelの数ある関数の中でも、最もよく使われる関数の一つです!
たとえば、A1セルからA5セルまでの合計を求めたい場合、一つひとつ「A1+A2+A3+A4+A5」と入力するのは大変ですよね。でも、SUM関数を使えば、たった一つの式で簡単に合計を計算できます。
SUM関数の基本の形
SUM関数は、次の形で使います。
=SUM(合計したい範囲)
この「合計したい範囲」には、合計したいセルを一つずつ指定することもできますし、複数のセルをまとめて指定することもできます。
SUM関数の具体的な使い方

ここでは、SUM関数を使った合計の計算方法を、3つのパターンに分けてご紹介します。

セルを一つずつ指定して合計する
離れた場所にある特定のセルだけを合計したい場合に便利です。
例:りんご(B2セル)、バナナ(B4セル)、メロン(B6セル)の売上を合計する
この場合、合計したいセルを「,(カンマ)」で区切って指定します。
=SUM(B2,B4,B6)
この計算式の結果は「300 + 280 + 820 = 1400」です。

連続したセル範囲をまとめて合計する
最も一般的な使い方です。連続したセルの合計を求める際に使います。
例: りんごからメロンまでの全商品の売上を合計する
この場合、合計したい範囲の始まりのセルと終わりのセルを「:(コロン)」でつなぎます。
=SUM(B2:B6)
この計算式の結果は「300 + 450 + 280 + 600 + 820 = 2450」です。

複数の離れたセル範囲を合計する
連続していない複数のセル範囲を合計したい場合に便利です。
例: りんご・みかんの売上と、いちご・メロンの売上をそれぞれ合計してから、その合計をさらに合計する
この場合、それぞれの範囲を「,(カンマ)」で区切って指定します。
=SUM(B2:B3,B5:B6)
この計算式の結果は「(300 + 450) + (600 + 820) = 2170」です。

SUM関数はキーボードショートカットで入力できる!

実は、SUM関数は手入力しなくても、キーボードショートカットで一瞬で入力できるんです。
合計を求めたいセルを選択した状態で、「Altキー」と「=(イコール)キー」を同時に押してみましょう。

すると、自動的にSUM関数が入力され、合計したい範囲が選択された状態になります。あとは「Enterキー」を押すだけで合計が計算されます。

合計をよく算出する場合は、このショートカットを覚えておくと作業効率が格段にアップしますよ!
【応用編】SUM関数+SUM関数はどうやって計算するの?

「複数の合計値をさらに合計したい」というケースもあるでしょう。
たとえば、「部署ごとの売上合計」と「全体の売上合計」を両方知りたいときなどです。
「SUM関数+SUM関数」という形で書くのか、それとも別の方法があるのか、気になりますよね。 答えは、SUM関数の中に、SUM関数を入れる必要はありません。
結論から言うと、複数のSUM関数を合計するには、次の2つの方法があります。
具体的なデータ(表)で解説

ここでは、以下の売上データを使って、SUM関数を複数合計する方法を解説します。
売上データ
部署名 | 担当者 | 売上 | 数式 |
---|---|---|---|
営業1部 | 渡辺 | 50,000 | |
佐藤 | 70,000 | ||
鈴木 | 65,000 | ||
営業1部合計 | 185,000 | =SUM(C2:C4) | |
営業2部 | 田中 | 80,000 | |
小林 | 75,000 | ||
加藤 | 90,000 | ||
営業2部合計 | 245,000 | =SUM(C6:C8) | |
全体合計 | 430,000 | =SUM(C2:C4)+SUM(C6:C8) |
上の表で、営業1部の売上合計はC2からC4、営業2部の売上合計はC6からC8に入っています。
この2つの部署の売上を合計する場合、以下のようになります。
=SUM(C2:C4)+SUM(C6:C8)

このように、それぞれのSUM関数を「+(プラス)」でつなぐことで、複数の合計値をさらに合計することができます。
また、それぞれのSUM関数の計算結果が入っているセルを合計することもできます。
たとえば、営業1部の合計がC5セル、営業2部の合計がC9セルに入っている場合、
=SUM(C5,C9)
と入力すれば、合計が計算されます。

SUM関数で「0」になってしまう!よくある原因と解決方法

SUM関数を使ったのに、なぜか計算結果が「0」になってしまうことはありませんか?
これはエクセル初心者が陥りがちなトラブルです。
原因はいくつか考えられますが、ほとんどの場合、合計したいセルに「数値」として認識されていないデータが入っていることが原因です。
原因1:数字が「文字列」になっている
一見、数字に見えるデータでも、エクセルが「文字列」と認識している場合があります。
たとえば、数字の前に「‘(シングルクォーテーション)」がついている場合や、Webからコピー&ペーストしたデータによく見られます。

解決策: 文字列を数値に変換する必要があります。
原因2:数字の前後に不要なスペースが入っている
数字の前に不要なスペースが入っている場合も、エクセルはそれを数値として認識してくれません。
解決策: 不要なスペースを削除します。
SUM関数を使うときの注意点

SUM関数はとても便利ですが、使う上でいくつか注意しておくべき点があります。

これらの注意点を頭に入れておけば、よりスムーズにSUM関数を使いこなせます。
まとめ

今回は、エクセルのSUM関数について、基本的な使い方から応用、トラブルシューティングまでを解説しました。

SUM関数は、仕事でもプライベートでも、エクセルを使う上で欠かせない関数です。この記事で学んだことを活かして、ぜひエクセル作業を効率化してくださいね!
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【Excel初心者向け】
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