
育児休業長期間できれば取りたいな…でも、お金ってどうしてるの?

そう考えている方は多いのではないでしょうか?給料がもらえなくなることへの不安は、育休取得をためらう大きな理由の一つですよね。
私は現在、1年間の育休を取得中で、この記事を書いている時点(2025年8月)で約4カ月が経ちました。
育休取得する前から「お金ってどうなるんだろう?」という不安が大きかったです。
「育児休業給付金と児童手当だけで足りるの?」や「他の人どうやって生活してるの?」といった疑問が出てネットで調べたりや職場の先輩に沢山質問してました。
このような経験をしてきた私が育休中のお金事情を具体的にお伝えします。
育休を取りたい方の参考になれば嬉しいです!
【結論】
私達家族の場合、子供が生まれる前までに1年間生活できる分の貯金(銀行預金と投資)をしました。
子供にかかる費用(1カ月当たり):約4万円
出産前~産後1ヶ月ほどでかかる費用:約50万円
その他生活費:約数百万円

私の場合、育休を取得することで年間手取りが数百万ほど減りましたが、その数百万で「子どもと1年間一緒にいられる権利」を買えたと思っています。
これは「お買い得!」と思ったため、育休を1年間取得することを決めました。
育休中のお金、どうしてる?

育休中は給与がもらえない代わりに、国から「育児休業給付金」が支給されます。これが、育休中の主な収入源です。
育児休業給付金は、雇用保険から支給される手当で、育休開始から180日目までは休業前の賃金の約67%(パパママ育休プラスがあるため育休の取得方法を考えると約80%もらえる期間があります)、181日目以降は約50%が支給されます。この給付金は非課税なので、税金の心配はいりません。

給付金は非課税ですが、前年の所得にかかる住民税の支払いが発生します。
そのため住民税だけは支払いをする必要があります。
また、出産時には「出産育児一時金」が健康保険から支給されます。これは出産にかかる費用を補助するためのもので、基本的に出産費用を上回る金額が支給されます。
さらに、子どもが生まれると「児童手当」も受け取ることができます。これは、子どもの年齢や人数に応じて支給される手当で、家計の助けになります。
東京都にお住まいの方は「018サポート」も受け取ることが可能です!
つまり、育休中は給与はもらえなくても、公的な制度を活用することで、ある程度の収入は確保できるのです。

ですが、私自身育休を取得して4カ月たちますがまだ育児休業給付金は支給されていません。育児休業給付金が支給され一安心したい!
各自治体によってスピード感は変わりますが、パパの場合はママより支給が遅れます。
ママは産前産後分の手当は3ヶ月過ぎたあたりで支給されていました。
育休取得で「意外と減る出費」と「意外と増える出費」

「育休中は出費が減る」と聞いても、「本当に?」と思う方もいるかもしれません。
無駄な出費が減る代わりに増える出費が私の場合は大きかったです。
意外と減る出費

育休中は、家で過ごす時間が圧倒的に増えます。
そのため、以下のような出費が大きく減りました。
- ランチ代:職場での外食がなくなり、家で済ませるため食費が減ります。
- 飲み会代:仕事終わりの飲み会がなくなり、出費が減ります。
- 交際費:同僚や友人との交流が減り、交際費が減ります。
- 仕事着代:スーツやワイシャツなどを買う必要がなくなり、被服費やクリーニング代が減ります。


これらの出費がなくなるだけで、私の場合月に数4万円ほどは節約できます!
意外と増える出費
一方で、増える出費もあります。
- 子どもにかかる費用:ミルクや洋服、ついつい買ってしまう洋服など
- 移動費:移動は車かタクシーでの移動がメインです。私たちはタクシーをよく使うためタクシー代は育休前以上に使っています。
- 水道光熱費:家にいる時間が増えるため、水道代や電気代が増えます。

自分のために使えるお金が減り子供のためにかかる費用が大きくなっていきます!
ですがこれらの出費は、ある程度予測できるものなので、事前に予算を立てておくと安心です!
育児休業中の家計を乗り切るためのポイント

「育児休業給付金や児童手当をもらったとしても、正社員である場合、育休を一年とることで数百万円ほど手取りが減る」という事実があります。
この金額を聞くと、たしかに不安になりますよね。
ですが、この減ってしまった収入をカバーするくらいの貯金があれば、一年間を乗り切ることが可能です。
育休取得前に、以下のような準備をしておくと安心です。
出産準備から産後1ヶ月までにかかった費用内訳を公開!

次に、私たちが出産前から産後1ヶ月までに実際にかかった費用を具体的に公開します!
結論子供用の費用が約50万円ほどかかります!
出産前準備費用
内容 | 金額(円) | 備考 |
ベビーカー | 90,000 | |
抱っこ紐 | 50,000 | |
ベビーベッド | 15,000 | |
メリー | 10,000 | |
お風呂セット | 15,000 | 風呂、ベビーソープ、ベビーシャンプー、ベビーローション |
洋服・スタイ・スワドル | 20,000 | |
その他 | 40,000 | おしりふき、ミルク、哺乳瓶、洗剤、哺乳瓶洗浄、タオル、赤ちゃん用品置き場 |
合計 | 240,000 |
出産〜産後1ヶ月くらいの費用
内容 | 金額(円) | 備考 |
出産費用差額 | 120,000 | |
出産祝いのお返し(内祝い) | 80,000 | |
撮影 | 20,000 | |
その他 | 40,000 | おしりふきやミルクなどの月々かかる費用 |
合計 | 260,000 |

出産前、出産後の準備で、約50万円かかることが分かります。
見て分かる通り結構お金使います!
子育てして改めて感じましたが、「自分これからやっていけるのか!?」と同時に「これを払っている世の中のパパ・ママすごすぎる」と思いました。
もちろん、購入するブランドや品数によって金額は変わりますが、これくらいの費用は必要だと考えておきましょう。
まとめ

今回は、男性の育休取得とお金の問題についてお話ししました。
育休期間中は働いていない分手取りが減ってしまいます。
これを聞いて「中にはやっぱり厳しいから育休を取るのを辞めよう」と思ってしまう方もいると思います。
でも、その数百万で「子どもと1年間一緒にいられる権利」を買えたと思えば安い買い物だと思いませんか?
育休中に生活が厳しくなったとしても、「育休後また頑張って働けば大丈夫!」そう割り切って、前向きに育休取得を検討してみてもいいのではないでしょうか?

事前にパパ・ママで協力して貯金や生活の見直しをすることで長期間のパパ育休を取得することが出来ると思います!
育休取得を検討しているプレパパの皆さんの一助となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
気になることがある方はぜひコメントください!
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