2025年10月時点でMicrosoft 365(旧称:Officel 365)に対応した、全442関数の一覧です!
全11のカテゴリー別に関数一覧を用意しました。
カテゴリー一覧
カテゴリー | 役割 |
---|---|
財務関数 | 利息、金利、投資、減価償却など、財務や金融に関する計算を行うための関数 |
論理関数 | 特定の「条件」が正しいか(TRUE)間違っているか(FALSE)を判定し、その結果に応じて異なる処理を行うための関数 |
テキスト関数 | 文字列データを扱うために特化した関数 |
日付/時刻関数 | 日付や時刻を正確かつ自動的に計算・操作するための関数 |
検索/行列関数 | 大量のデータから必要な情報を見つけ出し(検索)たり、データの形や位置を操作・変換(行列)したりする役割を担う関数 |
数学/三角関数 | 日常生活やビジネスで頻繁に使う「数値の処理」と、専門的な計算で使う「三角関数」の2つの役割を担う関数 |
統計関数 | 統計的な計算を行うための関数 |
エンジニアリング関数 | 主に工学的な計算や、数値を異なる基数(進数)間で変換するための関数 |
キューブ関数 | Excelと外部の多次元データベース(OLAPキューブ)を連携させ、必要なデータを取り出して分析するための特殊な関数 |
情報関数 | セルに入力されている値や書式、エラーの種類など、さまざまな「情報」をチェックするために使われる関数 |
財務関数(55種類)
利息、金利、投資、減価償却など、財務や金融に関する計算を自動で行うための関数
【財務関数一覧】
関数名 | 関数の意味 | 構文 |
ACCRINT | 期間利付証券の未払い利息を計算します。 | =ACCRINT(発行日, 最初の利払日, 受渡日, 額面, 利率, 頻度, [基準], [計算方法]) |
ACCRINTM | 満期日に利払が行われる証券の未払い利息を計算します。 | =ACCRINTM(発行日, 満期日, 利率, 額面, [基準]) |
AMORLINC | 減価償却費を按分法で計算します。 | =AMORLINC(取得価額, 取得日, 期首日, 償却率, 償却期間, 最終期間, [基準]) |
COUPDAYBS | 基準日から次の利払日までの日数を計算します。 | =COUPDAYBS(受渡日, 満期日, 頻度, [基準]) |
COUPDAYS | 利払期間の日数を計算します。 | =COUPDAYS(受渡日, 満期日, 頻度, [基準]) |
COUPDAYSNC | 受渡日から次の利払日までの日数を計算します。 | =COUPDAYSNK(受渡日, 満期日, 頻度, [基準]) |
COUPNCD | 受渡日以降の次の利払日を計算します。 | =COUPNCD(受渡日, 満期日, 頻度, [基準]) |
COUPNUM | 受渡日から満期日までの利払回数を計算します。 | =COUPNUM(受渡日, 満期日, 頻度, [基準]) |
COUPPCD | 受渡日以前の直近の利払日を計算します。 | =COUPPCD(受渡日, 満期日, 頻度, [基準]) |
CUMIPMT | 指定した期間内に支払われた累積利息を計算します。 | =CUMIPMT(利率, 期間, 現在価値, 開始期, 終了期, 支払い期日) |
CUMPRINC | 指定した期間内に支払われた累積元金を計算します。 | =CUMPRINC(利率, 期間, 現在価値, 開始期, 終了期, 支払い期日) |
DB | 定率法(減価償却費)を計算します。 | =DB(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 期間, [月]) |
DDB | 倍額定率法(減価償却費)を計算します。 | =DDB(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 期間, [係数]) |
DISC | 割引率を計算します。 | =DISC(受取日, 満期日, 現在価値, 償還価額,[基準]) |
DOLLARDE | 分数表記の価格を小数表記に変換します。 | =DOLLARDE(分数, 分数) |
DOLLARFR | 小数表記の価格を分数表記に変換します。 | =DOLLARFR(小数, 分数) |
DURATION | 額面100ドルの証券の利回りに対するマコーレー・デュレーション(修正デュレーション)を計算します。 | =DURATION(受渡日, 満期日, 利率, 利回り, 頻度, [基準]) |
EFFECT | 実効年利を計算します。 | =EFFECT(公称利率, 期間あたりの複利計算回数) |
FV | 将来価値を計算します。 | =FV(利率, 期間, 定期支払額, [現在価値], [支払期日]) |
FVSCHEDULE | 複数の変動利率を適用した場合の元金の将来価値を計算します。 | =FVSCHEDULE(元金, 利率の配列) |
INTRATE | 満期日に利払が行われる証券の利率を計算します。 | =INTRATE(受渡日, 満期日, 投資額, 受取額, [基準]) |
IPMT | 投資の指定した期間における支払利息を計算します。 | =IPMT(利率, 期間, 総支払回数, 現在価値, [将来価値], [支払期日]) |
IRR | 投資の内部収益率を計算します。 | =IRR(金額の配列, [推定値]) |
ISPMT | 投資の指定した期間に支払われた利息を計算します。 | =ISPMT(利率, 期間, 総支払回数, 現在価値) |
MDURATION | 額面100ドルの証券の利回りに対する修正マコーレー・デュレーションを計算します。 | =MDURATION(受渡日, 満期日, 利率, 利回り, 頻度, [基準]) |
MIRR | 複数のキャッシュフローに対する修正内部収益率を計算します。 | =MIRR(金額の配列, 資金調達利率, 再投資利率) |
NOMINAL | 公称利率を計算します。 | =NOMINAL(実効利率, 期間あたりの複利計算回数) |
NPER | 投資の期間(支払い回数)を計算します。 | =NPER(利率, 定期支払額, 現在価値, [将来価値], [支払期日]) |
NPV | 投資の正味現在価値を計算します。 | =NPV(割引率, 最初のキャッシュフロー, [2番目のキャッシュフロー], …) |
ODDFPRICE | 端数期間を含む最初の利払日がある証券の価格を計算します。 | =ODDFPRICE(受渡日, 満期日, 発行日, 最初の利払日, 利率, 利回り, 額面, 頻度, [基準]) |
ODDFYIELD | 端数期間を含む最初の利払日がある証券の利回りを計算します。 | =ODDFYIELD(受渡日, 満期日, 発行日, 最初の利払日, 額面, 買付価格, 頻度, [基準]) |
ODDLPRICE | 最終利払日以降に端数期間がある証券の価格を計算します。 | =ODDLPRICE(受渡日, 満期日, 最終利払日, 利率, 利回り, 額面, 頻度, [基準]) |
ODDLYIELD | 最終利払日以降に端数期間がある証券の利回りを計算します。 | =ODDLYIELD(受渡日, 満期日, 最終利払日,利率,現在価値, 償還価額, 頻度, [基準]) |
PDURATION | 投資が特定の目標額に達するまでの期間を計算します。 | =PDURATION(利率, 現在価値, 目標価値) |
PMT | ローンや投資の定期支払額を計算します。 | =PMT(利率, 期間, 現在価値, [将来価値], [支払期日]) |
PPMT | 投資の指定した期間における支払元金を計算します。 | =PPMT(利率, 期間, 総支払回数, 現在価値, [将来価値], [支払期日]) |
PRICE | 額面100ドルの証券の価格を計算します。 | =PRICE(受渡日, 満期日, 利率, 利回り, 償還額, 頻度, [基準]) |
PRICEDISC | 割引債の額面100ドルあたりの価格を計算します。 | =PRICEDISC(受渡日, 満期日, 割引率, 償還額, [基準]) |
PRICEMAT | 満期日に利払が行われる証券の価格を計算します。 | =PRICEMAT(受渡日, 満期日, 発行日, 利率, 利回り, [基準]) |
PV | 現在価値を計算します。 | =PV(利率, 期間, 定期支払額, [将来価値], [支払期日]) |
RATE | ローンの利率を計算します。 | =RATE(期間, 定期支払額, 現在価値, [将来価値], [支払期日], [推定値]) |
RECEIVED | 満期日に支払われる投資の金額を計算します。 | =RECEIVED(受渡日, 満期日, 投資額, 割引率, [基準]) |
RRI | 投資の年換算の収益率を計算します。 | =RRI(期間, 現在価値, 将来価値) |
SLN | 定額法(減価償却費)を計算します。 | =SLN(取得価額, 残存価額, 耐用年数) |
STOCKHISTORY | 株式の履歴データを取得します。 | =STOCKHISTORY(株価, 開始日, [終了日], [間隔], [プロパティ], [クエリヘッダー], [プロパティヘッダー]) |
SYD | 級数法(減価償却費)を計算します。 | =SYD(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 期間) |
TBILLEQ | 割引債の換算利回りを計算します。 | =TBILLEQ(受渡日, 満期日, 割引率) |
TBILLPRICE | 割引債の価格を計算します。 | =TBILLPRICE(受渡日, 満期日, 割引率) |
TBILLYIELD | 割引債の利回りを計算します。 | =TBILLYIELD(受渡日, 満期日, 買付価格) |
VDB | 指定した期間の減価償却費を定率法で計算します。 | =VDB(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 開始期, 終了期, [係数], [NO_SWITCH]) |
XIRR | 複数のキャッシュフローに対する不定期な内部収益率を計算します。 | =XIRR(金額の配列, 日付の配列, [推定値]) |
XNPV | 複数のキャッシュフローに対する不定期な正味現在価値を計算します。 | =XNPV(割引率, 金額の配列, 日付の配列) |
YIELD | 額面100ドルの証券の利回りを計算します。 | =YIELD(受渡日, 満期日, 利率, 価格, 償還額, 頻度, [基準]) |
YIELDDISC | 割引債の利回りを計算します。 | =YIELDDISC(受渡日, 満期日, 買付価格, 償還額, [基準]) |
YIELDMAT | 満期日に利払が行われる証券の利回りを計算します。 | =YIELDMAT(受渡日, 満期日, 発行日, 利率, 現在価値, [基準]) |
財務関数の具体例を確認したい方はこちらをご覧ください!
論理関数(19種類)
特定の「条件」が正しいか(TRUE)間違っているか(FALSE)を判定し、その結果に応じて異なる処理を行うための関数
【論理関数一覧】
カテゴリー | 関数名 | 関数の意味 | 構文 |
基本的な条件判定関数 | AND | すべての条件が満たされた場合にTRUEを返します。 | =AND(論理式1, [論理式2], …) |
OR | いずれかの条件が満たされた場合にTRUEを返します。 | =OR(論理式1, [論理式2], …) | |
NOT | 論理値(TRUE/FALSE)を反転させます。 | =NOT(論理式) | |
TRUE | 論理値「TRUE」を返します。 | =TRUE() | |
FALSE | 論理値「FALSE」を返します。 | =FALSE() | |
XOR | いずれか一方の条件だけが真の場合にTRUEを返します。 | =XOR(論理式1, [論理式2], …) | |
条件に応じた値を返す関数 | IF | 指定した条件が真か偽かによって、返す値を切り替えます。 | =IF(論理式, 真の場合の値, [偽の場合の値]) |
IFERROR | 式の評価でエラーが発生した場合に、指定した値を返します。 | =IFERROR(値, エラーの場合の値) | |
IFNA | 式の評価で#N/Aエラーが発生した場合に、指定した値を返します。 | =IFNA(値, #N/Aエラーの場合の値) | |
IFS | 複数の条件を順番にチェックし、最初に真と判定された条件に対応する値を返します。 | =IFS(論理式1, 値1, [論理式2, 値2], … [既定値]) | |
SWITCH | 値と複数の条件を比較し、一致する条件に対応する値を返します。 | =SWITCH(値, 条件1, 結果1, [条件2, 結果2], … [既定値]) | |
LAMBDA関数と組み合わせる新しい論理関数 | LAMBDA | カスタムの再利用可能な関数を作成します。 | =LAMBDA([引数1], [引数2], …, 計算式) |
LET | 計算内で名前を割り当てて、計算式を簡潔にします。 | =LET(名前1, 値1, [名前2, 値2], …, 計算式) | |
BYCOL | 配列を列ごとに論理式でスキャンし、結果の配列を返します。 | =BYCOL(配列, LAMBDA(列, 論理式)) | |
BYROW | 配列を行ごとに論理式でスキャンし、結果の配列を返します。 | =BYROW(配列, LAMBDA(行, 論理式)) | |
MAP | 配列の各要素に計算式を適用し、新しい配列を返します。 | =MAP(配列, LAMBDA(項目, 計算式)) | |
REDUCE | 配列の各要素を計算し、累積した単一の値を返します。 | =REDUCE(初期値, 配列, LAMBDA(累積値, 項目, 計算式)) | |
SCAN | 配列の各要素を計算し、中間結果の配列を返します。 | =SCAN(初期値, 配列, LAMBDA(中間値, 項目, 計算式)) | |
MAKEARRAY | 指定された行数と列数を持つ計算結果の配列を作成します。 | =MAKEARRAY(行数, 列数, LAMBDA(行, 列, 計算式)) |
論理関数の具体例を確認したい方はこちらをご覧ください!
テキスト関数(41種類)
「文字列データ」を扱うために特化した関数
【テキスト関数一覧】
カテゴリー | 関数の意味 | 関数名 | 構文 |
抽出・分割・結合 | 文字列の左端から指定した文字数を切り出します。 | LEFT | =LEFT(文字列, 文字数) |
文字列の右端から指定した文字数を切り出します。 | RIGHT | =RIGHT(文字列, 文字数) | |
文字列の途中から、指定した文字数の文字列を切り出します。 | MID | =MID(文字列, 開始位置, 文字数) | |
特定の区切り文字で文字列を分割し、複数のセルに展開します。 | TEXTSPLIT | =TEXTSPLIT(文字列, 列の区切り文字, [行の区切り文字]) | |
複数の文字列をまとめて連結します。 | CONCAT | =CONCAT(文字列1, [文字列2], …) | |
複数のセル範囲の文字列を、指定した区切り文字を挟んで連結します。 | TEXTJOIN | =TEXTJOIN(区切り記号, 空白を無視, 文字列1, [文字列2], …) | |
特定の区切り文字より前の文字列を抽出します。 | TEXTBEFORE | =TEXTBEFORE(文字列, 区切り記号, [インスタンス番号]) | |
特定の区切り文字より後の文字列を抽出します。 | TEXTAFTER | =TEXTAFTER(文字列, 区切り記号, [インスタンス番号]) | |
変換・整形 | 文字列をすべて大文字に変換します。 | UPPER | =UPPER(文字列) |
文字列をすべて小文字に変換します。 | LOWER | =LOWER(文字列) | |
文字列の各単語の先頭を大文字に変換します。 | PROPER | =PROPER(文字列) | |
文字列内の余分なスペースをすべて削除します。 | TRIM | =TRIM(文字列) | |
印刷できない制御文字を文字列から削除します。 | CLEAN | =CLEAN(文字列) | |
指定した文字数分を新しい文字列に置き換えます。 | REPLACE | =REPLACE(文字列, 開始位置, 文字数, 新しい文字列) | |
文字列の中の特定の文字を別の文字にすべて置き換えます。 | SUBSTITUTE | =SUBSTITUTE(文字列, 検索文字列, 置換文字列, [置換対象]) | |
指定した文字列を繰り返し表示します。 | REPT | =REPT(文字列, 繰り返し回数) | |
文字コード・バイト | 文字列の文字数を返します。 | LEN | LEN(文字列) |
文字列の先頭の文字の文字コード(ASCII/JIS)を返します。 | CODE | CODE(文字列) | |
指定した文字コードに対応する文字を返します。 | CHAR | CHAR(数値) | |
文字列の先頭文字に対応するユニコードを返します。 | UNICODE | UNICODE(文字列) | |
指定したユニコードに対応する文字を返します。 | UNICHAR | UNICHAR(数値) | |
文字列の全角文字を半角文字に変換します。 | ASC | ASC(文字列) | |
文字列の半角文字を全角文字に変換します。 | JIS | JIS(文字列) | |
表示形式・数値変換 | 数値や日付を、指定した表示形式の文字列に変換します。 | TEXT | TEXT(値, 表示形式) |
文字列で入力された数字を、計算に使える数値に変換します。 | VALUE | VALUE(文字列) | |
指定したロケール(地域)のルールに基づいて文字列を数値に変換します。 | NUMBERVALUE | NUMBERVALUE(文字列, [小数点記号], [グループ区切り記号]) | |
小数点以下の桁数を指定して数値を文字列に変換し、桁区切りを表示します。 | FIXED | FIXED(数値, [小数点以下の桁数], [カンマなし]) | |
セルの値を文字列に変換します。 | VALUETOTEXT | VALUETOTEXT(値, [形式]) | |
配列をCSV形式などの文字列に変換します | ARRAYTOTEXT | ARRAYTOTEXT(配列, [形式]) | |
数値をドル記号が付いた文字列に変換します。 | DOLLAR | DOLLAR(数値, [桁数]) | |
数値を円記号が付いた文字列に変換します。 | YEN | YEN(数値, [桁数]) | |
数値をタイのバーツ(BAHT)形式の文字列に変換します。 | BAHTTEXT | BAHTTEXT(数値) | |
検索・確認 | 文字列内で検索対象の文字が最初に現れる位置を返します。(大文字・小文字を区別) | FIND | FIND(検索文字列, 対象, [開始位置]) |
文字列内で検索対象の文字が最初に現れる位置を返します。(大文字・小文字を区別しない) | SEARCH | SEARCH(検索文字列, 対象, [開始位置]) | |
2つの文字列が完全に一致するかどうかを論理値TRUE/FALSEで返します。(大文字・小文字を区別) | EXACT | EXACT(文字列1, 文字列2) | |
値がテキスト(文字列)である場合に、その文字列をそのまま返します。(それ以外は空欄) | T | T(値) | |
高度な機能 | 正規表現に一致する部分を文字列から抽出します。 | REGEXEXTRACT | REGEXEXTRACT(文字列, パターン, [インスタンス番号]) |
正規表現に一致する部分を別の文字列に置き換えます。 | REGEXREPLACE | REGEXREPLACE(文字列, パターン, 置換テキスト, [インスタンス番号]) | |
正規表現に一致するかどうかを論理値(TRUE/FALSE)で返します。 | REGEXTEST | REGEXTEST(文字列, パターン) | |
指定した文字列の言語を検出します。 | DETECTLANGUAGE | DETECTLANGUAGE(文字列) | |
指定した文字列を別の言語に翻訳します。 | TRANSLATE | TRANSLATE(文字列, ソース言語, ターゲット言語) |
テキスト関数の具体例を確認したい方はこちらをご覧ください!
日付/時刻関数(24種類)
日付や時刻を正確かつ自動的に計算・操作するための関数
カテゴリー | 関数名 | 関数の意味 |
日付・時刻の作成 | DATE | 指定した年、月、日から日付のシリアル値を返す。 |
TIME | 指定した時、分、秒から時刻のシリアル値を返す。 | |
TODAY | 今日の日付(シリアル値)を返す。(引数なし) | |
NOW | 現在の日付と時刻(シリアル値)を返す。(引数なし) | |
分解・変換 | YEAR | 日付から年の部分を数値で抽出する。 |
MONTH | 日付から月の部分を数値で抽出する。 | |
DAY | 日付から日の部分を数値で抽出する。 | |
HOUR | 時刻から時の部分を数値で抽出する。 | |
MINUTE | 時刻から分の部分を数値で抽出する。 | |
SECOND | 時刻から秒の部分を数値で抽出する。 | |
DATEVALUE | 文字列形式の日付を日付シリアル値に変換する。 | |
TIMEVALUE | 文字列形式の時刻を時刻シリアル値に変換する。 | |
計算・調整 | EDATE | 指定した日付から指定月数後(前)の日付を返す。 |
EOMONTH | 指定した日付から指定月数後(前)の月末日を返す。 | |
DAYS | 2つの日付間の総日数を返す。 | |
DAYS360 | 1年を360日として計算した場合の期間日数を返す。 | |
WORKDAY | 開始日から指定日数の営業日後の日付を返す。(土日・祝日を考慮) | |
WORKDAY.INTL | 休日を自由に設定し、指定日数の営業日後の日付を返す。 | |
YEARFRAC | 2つの日付間の期間を1年に対する割合(小数)で返す。 | |
週・曜日・営業日数 | WEEKDAY | 日付の曜日を数値(1~7)で返す。 |
WEEKNUM | 日付が今年の何週目か(週番号)を返す。(一般的な基準) | |
ISOWEEKNUM | ISO基準に従って日付の週番号を返す。 | |
NETWORKDAYS | 2つの日付間の営業日数を返す。(土日・祝日を考慮) | |
NETWORKDAYS.INTL | 休日を自由に設定し、2つの日付間の営業日数を返す。 |
日付/時刻関数の具体例を確認したい方はこちらをご覧ください!
検索/行列関数(41種類)
大量のデータから必要な情報を見つけ出し(検索)たり、データの形や位置を操作・変換(行列)したりする役割を担う関数群
カテゴリー | 関数名 | 構文 | 関数の意味 |
検索・位置特定 | XLOOKUP | =XLOOKUP(検索値, 検索配列, 戻り配列, [見つからない場合], [一致モード], [検索モード]) | 垂直/水平方向の検索を行い、対応する値を返す。VLOOKUP/HLOOKUP/INDEX+MATCHの機能を集約した最新関数。 |
VLOOKUP | =VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索方法]) | 範囲の左端の列で検索値を探し、指定した列の値を返す。 | |
HLOOKUP | =HLOOKUP(検索値, 範囲, 行番号, [検索方法]) | 範囲の最上行で検索値を探し、指定した行の値を返す。 | |
位置特定 | XMATCH | =XMATCH(検索値, 検索配列, [一致モード], [検索モード]) | 検索配列内で、検索値が何番目にあるかを返す。MATCH関数の最新版で、既定値が完全一致。 |
MATCH | =MATCH(検索値, 検査範囲, [照合のタイプ]) | 検査範囲内で、検索値が何番目にあるかを返す。 | |
参照・取得 | INDEX | =INDEX(配列, 行番号, [列番号], [領域番号]) | 配列または範囲内の、指定した行と列が交差する位置のセルの値を返す。 |
OFFSET | =OFFSET(基準, 行数, 列数, [高さ], [幅]) | 基準セルから指定された行数・列数だけ離れたセルまたは範囲を返す(参照として使用)。 | |
INDIRECT | =INDIRECT(参照文字列, [A1形式]) | テキスト文字列として入力された参照を、実際のセル参照として評価する。 | |
CHOOSE | =CHOOSE(インデックス, 値1, [値2], …) | インデックス番号に基づいて、引数として渡された複数の値の中から対応する値を返す。 | |
情報取得 | ADDRESS | =ADDRESS(行番号, 列番号, [参照の種類], [参照形式], [シート名]) | 指定された行番号と列番号に対応するセル参照をテキスト文字列として返す。 |
COLUMN | =COLUMN([参照]) | 指定されたセルの列番号を返す。引数を省略すると、関数が入力されたセルの列番号を返す。 | |
COLUMNS | =COLUMNS(配列) | 指定された配列または範囲に含まれる列の総数を返す。 | |
ROW | =ROW([参照]) | 指定されたセルの行番号を返す。引数を省略すると、関数が入力されたセルの行番号を返す。 | |
ROWS | =ROWS(配列) | 指定された配列または範囲に含まれる行の総数を返す。 | |
AREAS | =AREAS(参照) | 指定された参照に含まれる領域(非連続な範囲)の総数を返す。 | |
FORMULATEXT | =FORMULATEXT(参照) | 指定したセルに入力されている数式をテキスト文字列として返す。 | |
その他 | HYPERLINK | =HYPERLINK(リンク先, [表示名]) | 指定されたリンク先へのハイパーリンクを作成し、表示名をセルに表示する。 |
FIELDVALUE | =FIELDVALUE(値,フィールド名) | 株式データ型などが設定されたセルのフィールド値を抽出する。 | |
GETPIVOTDATA | =GETPIVOTDATA(データF,PT,[F1,I1,…]) | ピボットテーブルから特定の集計データを取得する。 | |
TRIMRANGE | =TRIMRANGE(配列) | 周囲の空白行・列を除去したデータ範囲を返す。 | |
IMAGE | =IMAGE(リンク,[代替テキスト]) | 指定されたURLの画像をセル内に表示する。 | |
動的配列 | TRANSPOSE | =TRANSPOSE(配列) | 配列の行と列を入れ替えて返す(転置)。 |
FILTER | =FILTER(配列, 含む, [空の場合]) | 指定された条件を満たす行または列を抽出して返す。 | |
SORT | =SORT(配列, [並べ替えインデックス], [並べ替え順序], [列で並べ替え]) | 配列または範囲全体を、指定した列を基準に並べ替えて返す。 | |
SORTBY | =SORTBY(配列, 基準配列1, [並べ替え順序1], [基準配列2], …) | 配列全体を、配列外の別の範囲の値に基づいて並べ替えて返す。 | |
UNIQUE | =UNIQUE(配列, [列の比較], [一度のみ]) | 配列または範囲内の重複しない一意な値のリストを返す。 | |
SEQUENCE | =SEQUENCE(行, [列], [開始], [ステップ]) | 指定された行数と列数の連続した数値の配列を生成する。 | |
RANDARRAY | =RANDARRAY(行, [列], [最小値], [最大値], [整数]) | 指定された行数と列数の乱数の配列を生成する。 | |
VSTACK | =VSTACK(配列1, [配列2], …) | 複数の配列や範囲を縦方向に積み重ねて返す。 | |
HSTACK | =HSTACK(配列1, [配列2], …) | 複数の配列や範囲を横方向に結合して返す。 | |
TAKE | =TAKE(配列, 行数, [列数]) | 配列の先頭または末尾から、指定した行数・列数だけを取り出す。 | |
DROP | =DROP(配列, 行数, [列数]) | 配列の先頭または末尾から、指定した行数・列数だけを削除し、残りを返す。 | |
CHOOSECOLS | =CHOOSECOLS(配列, 列番号1, [列番号2], …) | 配列から、指定した列番号に対応する列のみを抽出する。 | |
CHOOSEROWS | =CHOOSEROWS(配列, 行番号1, [行番号2], …) | 配列から、指定した行番号に対応する行のみを抽出する。 | |
TOCOL | =TOCOL(配列, [無視する値], [スキャン方法]) | 配列または範囲を、縦一列のリストに変換する。 | |
TOROW | =TOROW(配列, [無視する値], [スキャン方法]) | 配列または範囲を、横一列のリストに変換する。 | |
WRAPROWS | =WRAPROWS(ベクトル, ラップカウント, [パディング]) | ベクトルを、指定した数ごとに行方向に折り返して行列に変換する。 | |
WRAPCOLS | =WRAPCOLS(ベクトル, ラップカウント, [パディング]) | ベクトルを、指定した数ごとに列方向に折り返して行列に変換する。 | |
EXPAND | =EXPAND(配列, 行数, 列数, [パディング]) | 配列を指定サイズに拡張し、不足セルをパディング値で埋める。 | |
集計・分析 | GROUPBY | =GROUPBY(行フィールド, 値, 集計関数, [ヘッダー], …) | 行フィールドを基準にデータをグループ化し、指定した集計関数で結果を返す。 |
PIVOTBY | =PIVOTBY(行F, 列F, 値, 集計関数, [行ヘッダー], …) | 行フィールドと列フィールドを基準にクロス集計(ピボット)を行う。 | |
外部連携 | FILTERXML | =FILTERXML(XML, XPath) | 指定されたXMLコンテンツに対してXPath式を実行し、マッチした値を返す。 |
ENCODEURL | =ENCODEURL(テキスト) | URLとして使用するために、テキストをURLエンコードする。 | |
WEBSERVICE | =WEBSERVICE(URL) | 指定されたURLのWebサービスからデータを取得する。 | |
PY | =PY(Pythonコード) | セル内で直接Pythonコードを実行し、その結果を返す。 |
検索/行列関数の具体例を確認したい方はこちらをご覧ください!
数学/三角関数(77種類)
日常生活やビジネスで頻繁に使う「数値の処理」と、専門的な計算で使う「三角関数」の2つの役割を担う関数
カテゴリ | 関数名 | 構文 | 関数の意味 |
基本演算・集計関数 | SUM | =SUM(数値1, [数値2], …) | 選択した範囲やセルに入力された数値をすべて合計します。 |
SUMIF | =SUMIF(範囲, 検索条件, [合計範囲]) | 指定した条件に合うセルだけを合計します。 | |
SUMIFS | =SUMIFS(合計範囲, 条件範囲1, 条件1, …) | 複数の条件に合うセルだけを合計します。 | |
SUMPRODUCT | =SUMPRODUCT(配列1, [配列2], …) | 配列の対応する要素の積を計算し、その和を返します。 | |
SUBTOTAL | =SUBTOTAL(集計方法, 範囲1, …) | リストやデータベースの集計を行い、非表示の行を含めるか除外するかを選択できます。 | |
PRODUCT | =PRODUCT(数値1, [数値2], …) | すべての引数を掛け合わせた積を返します。 | |
QUOTIENT | =QUOTIENT(分子, 分母) | 割り算の整数部分(商)を返します(余りは無視)。 | |
POWER | =POWER(数値, べき) | 指定した数値のべき乗を計算します。 | |
SQRT | =SQRT(数値) | 正の平方根を返します。 | |
SQRTPI | =SQRTPI(数値) | π に指定された数値を乗算した値の平方根を返します。 | |
EXP | =EXP(数値) | 自然対数の底 e を指定されたべき乗した値を返します。 | |
LN | =LN(数値) | 正の数の自然対数(底が e)を返します。 | |
LOG | =LOG(数値, [底]) | 指定された底に対する数値の対数を返します。 | |
LOG10 | =LOG10(数値) | 底が10の対数(常用対数)を返します。 | |
丸め・切り捨て/上げ関数 | ROUND | =ROUND(数値, 桁数) | 指定された桁数に数値を四捨五入します。 |
ROUNDDOWN | =ROUNDDOWN(数値, 桁数) | 指定された桁数で数値を切り捨てます。 | |
ROUNDUP | =ROUNDUP(数値, 桁数) | 指定された桁数で数値を切り上げます。 | |
MROUND | =MROUND(数値, 倍数) | 指定された倍数にもっとも近い数値に丸めます。 | |
TRUNC | =TRUNC(数値, [桁数]) | 小数点以下の指定した桁数で切り捨てます(丸めずに切り捨て)。 | |
INT | =INT(数値) | 数値を最も近い整数に切り捨てます。 | |
CEILING.MATH | =CEILING.MATH(数値, [基準値], [モード]) | 数値を最も近い整数または指定された倍数に切り上げます。 | |
FLOOR.MATH | =FLOOR.MATH(数値, [基準値], [モード]) | 数値を最も近い整数または指定された倍数に切り捨てます。 | |
ODD | =ODD(数値) | 数値を最も近い奇数の整数に切り上げます。 | |
EVEN | =EVEN(数値) | 数値を最も近い偶数の整数に切り上げます。 | |
三角関数・逆三角関数 | SIN | =SIN(ラジアン) | 指定された角度のサイン(正弦)を返します。 |
COS | =COS(ラジアン) | 指定された角度のコサイン(余弦)を返します。 | |
TAN | =TAN(ラジアン) | 指定された角度のタンジェント(正接)を返します。 | |
ASIN | =ASIN(数値) | サインが指定された数値であるような角度を返します(アークサイン)。 | |
ACOS | =ACOS(数値) | コサインが指定された数値であるような角度を返します(アークコサイン)。 | |
ATAN | =ATAN(数値) | タンジェントが指定された数値であるような角度を返します(アークタンジェント)。 | |
ATAN2 | =ATAN2(X数値, Y数値) | X 軸と、原点 (0,0) から座標 (x,y) までの線の間の角度を返します。 | |
COT | =COT(ラジアン) | 指定された角度のコタンジェント(余接)を返します。 | |
ACOT | =ACOT(数値) | コタンジェントが指定された数値であるような角度を返します(アークコタンジェント)。 | |
SEC | =SEC(ラジアン) | 指定された角度のセカント(正割)を返します。 | |
CSC | =CSC(ラジアン) | 指定された角度のコセカント(余割)を返します。 | |
双曲線関数・逆双曲線関数 | SINH | =SINH(数値) | 数値のハイパーボリックサイン(双曲線正弦)を返します。 |
COSH | =COSH(数値) | 数値のハイパーボリックコサイン(双曲線余弦)を返します。 | |
TANH | =TANH(数値) | 数値のハイパーボリックタンジェント(双曲線正接)を返します。 | |
ASINH | =ASINH(数値) | ハイパーボリックサインが指定された数値であるような角度を返します。 | |
ACOSH | =ACOSH(数値) | ハイパーボリックコサインが指定された数値であるような角度を返します。 | |
ATANH | =ATANH(数値) | ハイパーボリックタンジェントが指定された数値であるような角度を返します。 | |
COTH | =COTH(数値) | 数値のハイパーボリックコタンジェント(双曲線余接)を返します。 | |
ACOTH | =ACOTH(数値) | ハイパーボリックコタンジェントが指定された数値であるような角度を返します。 | |
SECH | =SECH(数値) | 数値のハイパーボリックセカント(双曲線正割)を返します。 | |
CSCH | =CSCH(数値) | 数値のハイパーボリックコセカント(双曲線余割)を返します。 | |
乱数・行列・配列関数 | RAND | =RAND() | 0以上1未満の乱数(ランダムな実数)を返します。 |
RANDBETWEEN | =RANDBETWEEN(最小値, 最大値) | 指定された範囲内の整数の乱数を返します。 | |
RANDARRAY | =RANDARRAY([行], [列], [最小], [最大], [整数]) | 指定した行数と列数のランダムな配列を返します(Office 365の新機能)。 | |
SEQUENCE | =SEQUENCE(行, [列], [開始], [ステップ]) | 指定した行と列のサイズ、開始値、ステップで、数列を生成します。 | |
MUNIT | =MUNIT(次元) | 指定したサイズの単位行列を返します。 | |
MDETERM | =MDETERM(配列) | 配列の行列式の値を返します。 | |
MINVERSE | =MINVERSE(配列) | 配列の逆行列を返します。 | |
MMULT | =MMULT(配列1, 配列2) | 2つの配列の行列積を返します。 | |
統計/数学的特殊集計関数 | AGGREGATE | =AGGREGATE(集計方法, オプション, 参照1, …) | 非表示の行やエラー値を無視するなど、様々な集計処理を実行します。 |
SERIESSUM | =SERIESSUM(x, n, m, 係数) | 指定された公式に基づいて、べき級数の和を返します。 | |
SUMSQ | =SUMSQ(数値1, [数値2], …) | 引数の2乗の合計を返します。 | |
SUMX2MY2 | =SUMX2MY2(配列x, 配列y) | 2つの配列の対応する値の2乗の差の合計を返します。 | |
SUMX2PY2 | =SUMX2PY2(配列x, 配列y) | 2つの配列の対応する値の2乗の和の合計を返します。 | |
SUMXMY2 | =SUMXMY2(配列x, 配列y) | 2つの配列の対応する値の差の2乗の合計を返します。 | |
MULTINOMIAL | =MULTINOMIAL(数値1, [数値2], …) | 一連の数値の多項係数を返します。 | |
数論・進法変換関数 | ABS | =ABS(数値) | 数値の絶対値を返します。 |
SIGN | =SIGN(数値) | 数値の符号に応じて、1 (正)、0 (ゼロ)、または -1 (負) を返します。 | |
MOD | =MOD(数値, 除数) | 割り算の剰余(余り)を返します。 | |
GCD | =GCD(数値1, [数値2], …) | 2つ以上の整数の最大公約数を返します。 | |
LCM | =LCM(数値1, [数値2], …) | 2つ以上の整数の最小公倍数を返します。 | |
FACT | =FACT(数値) | 数値の階乗を返します。 | |
FACTDOUBLE | =FACTDOUBLE(数値) | 数値の二重階乗を返します。 | |
COMBIN | =COMBIN(数, 取り出す数) | 指定された数に対する組み合わせの数(順序を考慮しない)を返します。 | |
COMBINA | =COMBINA(数, 取り出す数) | 指定された数に対する反復を伴う組み合わせの数を返します。 | |
PI | =PI() | 円周率 π の値を、小数点以下 15 桁の精度で返します。 | |
DEGREES | =DEGREES(ラジアン) | ラジアンで表された角度を度に変換します。 | |
RADIANS | =RADIANS(度) | 度で表された角度をラジアンに変換します。 | |
BASE | =BASE(数値, 基数, [最小桁数]) | 数値を指定された底(基数)を持つテキスト表現に変換します。 | |
DECIMAL | =DECIMAL(テキスト, 基数) | 指定された底(基数)のテキスト表現を10進数に変換します。 | |
ROMAN | =ROMAN(数値, [書式]) | アラビア数字をローマ数字のテキスト形式に変換します。 | |
ARABIC | =ARABIC(ローマ数字) | ローマ数字をアラビア数字に変換します。 | |
その他 | PERCENTOF | =PERCENTOF(数値, 合計) | 数値が合計に占める割合を返します。 |
数学/三角関数の具体例を確認したい方はこちらをご覧ください!
統計関数(104種類)
統計的な計算を行うための関数
【統計関数一覧】
カテゴリー | 関数名 | 構文 | 関数の意味 |
カウント/集計 | COUNT | COUNT(値1, [値2], …) | 数値が含まれるセルの個数を数える |
COUNTA | COUNTA(値1, [値2], …) | 空白ではないセルの個数を数える | |
COUNTBLANK | COUNTBLANK(範囲) | 指定された範囲に含まれる空白セルの個数を数える | |
COUNTIF | COUNTIF(範囲, 検索条件) | 指定された条件を満たすセルの個数を数える | |
COUNTIFS | COUNTIFS(範囲1, 条件1, [範囲2, 条件2], …) | 複数の条件を満たすセルの個数を数える | |
平均/中央値/最頻値 | AVERAGE | AVERAGE(数値1, [数値2], …) | 引数の平均 (算術平均) を返す |
AVERAGEA | AVERAGEA(値1, [値2], …) | 数値、文字列、論理値を含む引数の平均を返す | |
AVERAGEIF | AVERAGEIF(範囲, 検索条件, [平均対象範囲]) | 指定された条件を満たすすべてのセルの平均を計算する | |
AVERAGEIFS | AVERAGEIFS(平均対象範囲, 範囲1, 条件1, …) | 複数の条件を満たすすべてのセルの平均を計算する | |
MEDIAN | MEDIAN(数値1, [数値2], …) | 与えられた数値の中央値を返す | |
MODE.MULT | MODE.MULT(数値1, [数値2], …) | 配列またはセル範囲内のデータの最頻値 (最も頻繁に出現する値) を垂直配列として返す | |
MODE.SNGL | MODE.SNGL(数値1, [数値2], …) | 配列またはセル範囲内のデータの最頻値を返す | |
GEOMEAN | GEOMEAN(数値1, [数値2], …) | 相対成長率を計算する際の幾何平均を返す | |
HARMEAN | HARMEAN(数値1, [数値2], …) | 母集団の調和平均を返す | |
TRIMMEAN | TRIMMEAN(配列, 割合) | データ セットの両端からデータ要素の一定の割合を除外した平均を返す | |
最小値/最大値 | MAX | MAX(数値1, [数値2], …) | 引数リストの最大値を返す |
MAXA | MAXA(値1, [値2], …) | 論理値や文字列を含む引数リストの最大値を返す | |
MAXIFS | MAXIFS(最大範囲, 範囲1, 条件1, …) | 複数の条件を満たすセルの中から最大値を返す | |
MIN | MIN(数値1, [数値2], …) | 引数リストの最小値を返す | |
MINA | MINA(値1, [値2], …) | 論理値や文字列を含む引数リストの最小値を返す | |
MINIFS | MINIFS(最小範囲, 範囲1, 条件1, …) | 複数の条件を満たすセルの中から最小値を返す | |
順位/パーセンタイル | LARGE | LARGE(配列, K) | データ セット内の K 番目に大きな値を返す |
SMALL | SMALL(配列, K) | データ セット内の K 番目に小さな値を返す | |
RANK.AVG | RANK.AVG(数値, 参照, [順序]) | 数値リストの中での順位を返す (重複する値には平均順位を返す) | |
RANK.EQ | RANK.EQ(数値, 参照, [順序]) | 数値リストの中での順位を返す (重複する値には同じ順位を返す) | |
PERCENTILE.EXC | PERCENTILE.EXC(配列, K) | 0 と 1 を除く範囲の K 番目のパーセンタイル値を返す | |
PERCENTILE.INC | PERCENTILE.INC(配列, K) | 0 と 1 を含む範囲の K 番目のパーセンタイル値を返す | |
QUARTILE.EXC | QUARTILE.EXC(配列, 四分位) | 0 と 4 を除く範囲のデータ セットの四分位数を返す | |
QUARTILE.INC | QUARTILE.INC(配列, 四分位) | 0 と 4 を含む範囲のデータ セットの四分位数を返す | |
分散/標準偏差 | AVEDEV | AVEDEV(数値1, [数値2], …) | データの平均からの絶対偏差の平均を返す |
DEVSQ | DEVSQ(数値1, [数値2], …) | 標本の平均からの偏差の平方和を返す | |
VAR.P | VAR.P(数値1, [数値2], …) | 母集団全体に基づいて分散を計算する (論理値や文字列は無視) | |
VAR.S | VAR.S(数値1, [数値2], …) | 標本に基づいて分散を計算する (論理値や文字列は無視) | |
VARA | VARA(値1, [値2], …) | 母集団に基づいて分散を計算する (論理値や文字列を含む) | |
VARPA | VARPA(値1, [値2], …) | 母集団全体に基づいて分散を計算する (論理値や文字列を含む) | |
STDEV.P | STDEV.P(数値1, [数値2], …) | 母集団全体に基づいて標準偏差を計算する (論理値や文字列は無視) | |
STDEV.S | STDEV.S(数値1, [数値2], …) | 標本に基づいて標準偏差を計算する (論理値や文字列は無視) | |
STDEVA | STDEVA(値1, [値2], …) | 標本に基づいて標準偏差を計算する (論理値や文字列を含む) | |
STDEVPA | STDEVPA(値1, [値2], …) | 母集団全体に基づいて標準偏差を計算する (論理値や文字列を含む) | |
回帰分析/相関 | CORREL | CORREL(配列1, 配列2) | 2 つのデータ セット間の相関係数を返す |
COVARIANCE.P | COVARIANCE.P(配列1, 配列2) | 2 つのデータ セット間の母集団共分散を返す | |
COVARIANCE.S | COVARIANCE.S(配列1, 配列2) | 2 つのデータ セット間の標本共分散を返す | |
RSQ | RSQ(既知の y, 既知の x) | ピアソンの積率相関係数の 2 乗を返す | |
PEARSON | PEARSON(配列1, 配列2) | ピアソンの積率相関係数を返す | |
INTERCEPT | INTERCEPT(既知の y, 既知の x) | 線形回帰直線の切片を計算する | |
SLOPE | SLOPE(既知の y, 既知の x) | 線形回帰直線の傾きを計算する | |
STEYX | STEYX(既知の y, 既知の x) | 回帰における標準誤差を返す | |
FORECAST.LINEAR | FORECAST.LINEAR(X, 既知の y, 既知の x) | 既存の値に基づいて将来の値を予測する | |
GROWTH | GROWTH(既知の y, [既知の x], [新しい x], [定数]) | 指数曲線に沿って成長率を予測する | |
LINEST | LINEST(既知の y, [既知の x], [定数], [統計]) | 既知のデータを使用して、データの最小二乗法による直線回帰を計算する | |
LOGEST | LOGEST(既知の y, [既知の x], [定数], [統計]) | 既知のデータを使用して、指数回帰曲線を計算する | |
TREND | TREND(既知の y, [既知の x], [新しい x], [定数]) | 線形の傾向を返す | |
記述統計量 | KURT | KURT(数値1, [数値2], …) | データ セットの尖度を返す |
SKEW | SKEW(数値1, [数値2], …) | 分布の歪度を返す | |
SKEW.P | SKEW.P(数値1, [数値2], …) | 母集団に基づく分布の歪度を返す | |
FREQUENCY | FREQUENCY(データ配列, 区間配列) | 値の頻度分布を垂直配列で計算する | |
確率/分布 (一般) | BETA.DIST | BETA.DIST(x, α, β, 累積, [A], [B]) | ベータ分布の累積分布関数の値または確率密度関数の値を返す |
BETA.INV | BETA.INV(確率, α, β, [A], [B]) | ベータ分布の累積分布関数の逆関数値を返す | |
GAMMA.DIST | GAMMA.DIST(x, α, β, 累積) | ガンマ分布の値を返す | |
GAMMA.INV | GAMMA.INV(確率, α, β) | ガンマ分布の累積分布関数の逆関数値を返す | |
GAMMALN | GAMMALN(x) | ガンマ関数の自然対数を返す | |
GAMMALN.PRECISE | GAMMALN.PRECISE(x) | ガンマ関数の自然対数を返す | |
GAMMA | GAMMA(x) | ガンマ関数値を返す | |
LOGNORM.DIST | LOGNORM.DIST(x, 平均, 標準偏差, 累積) | 対数正規分布の累積分布関数または確率密度関数の値を返す | |
LOGNORM.INV | LOGNORM.INV(確率, 平均, 標準偏差) | 対数正規分布の累積分布関数の逆関数値を返す | |
WEIBULL.DIST | WEIBULL.DIST(x, α, β, 累積) | ワイブル分布の値を返す | |
確率/分布 (離散) | BINOM.DIST | BINOM.DIST(成功数, 試行回数, 成功率, 累積) | 二項分布の確率を返す |
BINOM.DIST.RANGE | BINOM.DIST.RANGE(試行回数, 成功率, S, [S2]) | 二項分布の確率を計算する (範囲指定可能) | |
BINOM.INV | BINOM.INV(試行回数, 成功率, α) | 基準以下の二項分布の累積確率の最大値を返す | |
HYPGEOM.DIST | HYPGEOM.DIST(成功数, 標本数, 母集団の成功数, 母集団の大きさ, 累積) | 超幾何分布の確率を返す | |
NEGBINOM.DIST | NEGBINOM.DIST(失敗数, 成功数, 成功率, 累積) | 負の二項分布の確率を返す | |
POISSON.DIST | POISSON.DIST(x, 平均, 累積) | ポアソン分布の確率を返す | |
確率/分布 (正規) | NORM.DIST | NORM.DIST(x, 平均, 標準偏差, 累積) | 正規分布の累積分布関数または確率密度関数の値を返す |
NORM.INV | NORM.INV(確率, 平均, 標準偏差) | 正規分布の累積分布関数の逆関数値を返す | |
NORM.S.DIST | NORM.S.DIST(Z, 累積) | 標準正規分布の累積分布関数の値を返す | |
NORM.S.INV | NORM.S.INV(確率) | 標準正規分布の累積分布関数の逆関数値を返す | |
GAUSS | GAUSS(Z) | 標準正規分布の累積分布関数の値から 0.5 を引いた値を返す | |
STANDARDIZE | STANDARDIZE(x, 平均, 標準偏差) | 正規化された値を返す | |
確率/分布 (その他) | PHI | PHI(X) | 標準正規分布の確率密度関数の値を返す |
PROB | PROB(x 範囲, 確率範囲, 下限, [上限]) | 指定された範囲の値が特定の値の間にある確率を返す | |
検定/区間推定 | CONFIDENCE.NORM | CONFIDENCE.NORM(α, 標準偏差, 標本サイズ) | 正規分布の母平均に対する信頼区間の半値を返す |
CONFIDENCE.T | CONFIDENCE.T(α, 標準偏差, 標本サイズ) | スチューデントの t 分布を使用して母集団の平均の信頼区間の半値を返す | |
CHISQ.TEST | CHISQ.TEST(実測値の範囲, 期待値の範囲) | 独立性のカイ二乗検定の結果を返す | |
F.TEST | F.TEST(配列1, 配列2) | F 検定の結果を返す | |
T.TEST | T.TEST(配列1, 配列2, 尾部, タイプ) | t 検定に関連付けられた確率を返す | |
Z.TEST | Z.TEST(配列, x, [σ]) | Z 検定の片側 P 値を返す | |
CHISQ.DIST | CHISQ.DIST(x, 自由度, 累積) | カイ二乗分布の値を返す | |
CHISQ.DIST.RT | CHISQ.DIST.RT(x, 自由度) | カイ二乗分布の右側確率を返す | |
CHISQ.INV | CHISQ.INV(確率, 自由度) | カイ二乗分布の累積分布関数の逆関数値を返す | |
CHISQ.INV.RT | CHISQ.INV.RT(確率, 自由度) | カイ二乗分布の右側確率の逆関数値を返す | |
F.DIST | F.DIST(x, 自由度1, 自由度2, 累積) | F 分布の値を返す | |
F.DIST.RT | F.DIST.RT(x, 自由度1, 自由度2) | F 分布の右側確率を返す | |
F.INV | F.INV(確率, 自由度1, 自由度2) | F 分布の累積分布関数の逆関数値を返す | |
F.INV.RT | F.INV.RT(確率, 自由度1, 自由度2) | F 分布の右側確率の逆関数値を返す | |
T.DIST | T.DIST(x, 自由度, 尾部) | スチューデントの t 分布の値を返す | |
T.DIST.2T | T.DIST.2T(x, 自由度) | スチューデントの t 分布の両側確率を返す | |
T.DIST.RT | T.DIST.RT(x, 自由度) | スチューデントの t 分布の右側確率を返す | |
T.INV | T.INV(確率, 自由度) | スチューデントの t 分布の累積分布関数の逆関数値を返す | |
T.INV.2T | T.INV.2T(確率, 自由度) | スチューデントの t 分布の両側確率の逆関数値を返す | |
その他 | FISHER | FISHER(r) | フィッシャー変換を返す |
FISHERINV | FISHERINV(y) | フィッシャー逆変換を返す | |
PERMUT | PERMUT(総数, 選択数) | 特定の個数を選択するときの順列の数を返す (順序を考慮) | |
PERMUTATIONA | PERMUTATIONA(総数, 選択数) | 特定の個数を選択するときの順列の数を返す (重複を考慮) |
統計関数の具体例を確認したい方はこちらをご覧ください!
エンジニアリング関数(54種類)
主に工学的な計算や、数値を異なる基数(進数)間で変換するための関数
カテゴリー | 関数名 | 構文 | 関数の意味 |
ビット演算 | BITAND | =BITAND(数値1, 数値2) | 2つの数値のビット単位の AND 演算の結果を返します。 |
BITLSHIFT | =BITLSHIFT(数値, シフト量) | 数値を指定したビット数だけ左にシフトします。 | |
BITOR | =BITOR(数値1, 数値2) | 2つの数値のビット単位の OR 演算の結果を返します。 | |
BITRSHIFT | =BITRSHIFT(数値, シフト量) | 数値を指定したビット数だけ右にシフトします。 | |
BITXOR | =BITXOR(数値1, 数値2) | 2つの数値のビット単位の XOR 演算の結果を返します。 | |
進数変換 | BIN2DEC | =BIN2DEC(数値) | 2進数を10進数に変換します。 |
BIN2HEX | =BIN2HEX(数値, [桁数]) | 2進数を16進数に変換します。 | |
BIN2OCT | =BIN2OCT(数値, [桁数]) | 2進数を8進数に変換します。 | |
DEC2BIN | =DEC2BIN(数値, [桁数]) | 10進数を2進数に変換します。 | |
DEC2HEX | =DEC2HEX(数値, [桁数]) | 10進数を16進数に変換します。 | |
DEC2OCT | =DEC2OCT(数値, [桁数]) | 10進数を8進数に変換します。 | |
HEX2BIN | =HEX2BIN(数値, [桁数]) | 16進数を2進数に変換します。 | |
HEX2DEC | =HEX2DEC(数値) | 16進数を10進数に変換します。 | |
HEX2OCT | =HEX2OCT(数値, [桁数]) | 16進数を8進数に変換します。 | |
OCT2BIN | =OCT2BIN(数値, [桁数]) | 8進数を2進数に変換します。 | |
OCT2DEC | =OCT2DEC(数値) | 8進数を10進数に変換します。 | |
OCT2HEX | =OCT2HEX(数値, [桁数]) | 8進数を16進数に変換します。 | |
複素数 | COMPLEX | =COMPLEX(実数部, 虚数部, [接尾辞]) | 実数部と虚数部から複素数を作成します。 |
IMABS | =IMABS(複素数) | 複素数の絶対値(モジュラス)を返します。 | |
IMAGINARY | =IMAGINARY(複素数) | 複素数の虚数係数を返します。 | |
IMARGUMENT | =IMARGUMENT(複素数) | 複素数の偏角(角度)を返します。 | |
IMCONJUGATE | =IMCONJUGATE(複素数) | 複素数の共役複素数を返します。 | |
IMCOS | =IMCOS(複素数) | 複素数のコサインを返します。 | |
IMCOSH | =IMCOSH(複素数) | 複素数のハイパーボリックコサインを返します。 | |
IMCOT | =IMCOT(複素数) | 複素数のコタンジェントを返します。 | |
IMCSC | =IMCSC(複素数) | 複素数のコセカントを返します。 | |
IMCSCH | =IMCSCH(複素数) | 複素数のハイパーボリックコセカントを返します。 | |
IMDIV | =IMDIV(複素数1, 複素数2) | 2つの複素数の商(割り算)を返します。 | |
IMEXP | =IMEXP(複素数) | 複素数の指数(eの複素数乗)を返します。 | |
IMLN | =IMLN(複素数) | 複素数の自然対数(eを底とする)を返します。 | |
IMLOG10 | =IMLOG10(複素数) | 複素数の10を底とする対数を返します。 | |
IMLOG2 | =IMLOG2(複素数) | 複素数の2を底とする対数を返します。 | |
IMPOWER | =IMPOWER(複素数, 累乗) | 複素数の指定した累乗を返します。 | |
IMPRODUCT | =IMPRODUCT(複素数1, [複素数2], …) | 複素数の積(掛け算)を返します。 | |
IMREAL | =IMREAL(複素数) | 複素数の実数係数を返します。 | |
IMSEC | =IMSEC(複素数) | 複素数のセカントを返します。 | |
IMSECH | =IMSECH(複素数) | 複素数のハイパーボリックセカントを返します。 | |
IMSIN | =IMSIN(複素数) | 複素数のサインを返します。 | |
IMSINH | =IMSINH(複素数) | 複素数のハイパーボリックサインを返します。 | |
IMSQRT | =IMSQRT(複素数) | 複素数の平方根を返します。 | |
IMSUB | =IMSUB(複素数1, 複素数2) | 2つの複素数の差(引き算)を返します。 | |
IMSUM | =IMSUM(複素数1, [複素数2], …) | 複素数の和(足し算)を返します。 | |
IMTAN | =IMTAN(複素数) | 複素数のタンジェントを返します。 | |
ベッセル関数 | BESSELI | =BESSELI(X, 順序) | 変形ベッセル関数 I (第1種) を返します。 |
BESSELJ | =BESSELJ(X, 順序) | ベッセル関数 J (第1種) を返します。 | |
BESSELK | =BESSELK(X, 順序) | 変形ベッセル関数 K (第2種) を返します。 | |
BESSELY | =BESSELY(X, 順序) | ベッセル関数 Y (第2種) を返します。 | |
誤差関数 | ERF | =ERF(下限, [上限]) | 誤差関数 (Gauss error function) を返します。 |
ERF.PRECISE | =ERF.PRECISE(下限, [上限]) | 誤差関数 (より高精度なバージョン) を返します。 | |
ERFC | =ERFC(下限) | 相補誤差関数を返します。 | |
ERFC.PRECISE | =ERFC.PRECISE(下限) | 相補誤差関数 (より高精度なバージョン) を返します。 | |
その他 | CONVERT | =CONVERT(数値, 換算前単位, 換算後単位) | 異なる単位間で数値を変換します。 |
DELTA | =DELTA(数値1, [数値2]) | 2つの値が等しいかどうかを判定するクロネッカーのデルタを返します。 | |
GESTEP | =GESTEP(数値, [ステップ]) | 数値がステップ値以上であるかどうかを判定するヘヴィサイドの階段関数を返します。 |
エンジニアリング関数の具体例を確認したい方はこちらをご覧ください!
キューブ関数(7種類)
Excelと外部の多次元データベース(OLAPキューブ)を連携させ、必要なデータを取り出して分析するための特殊な関数
【キューブ関数一覧】
関数名 | 構文 | 関数の意味 |
CUBEVALUE | CUBEVALUE(接続, メンバー式, …) | キューブから集計値(合計、平均など)を取得します。 |
CUBEMEMBER | CUBEMEMBER(接続, メンバー式, キャプション) | キューブからメンバー(項目名)を取得し、セルに表示します。 |
CUBEMEMBERPROPERTY | CUBEMEMBERPROPERTY(接続, メンバー式, プロパティ) | キューブからメンバーのプロパティ(付帯情報)を取得します。 |
CUBESET | CUBESET(接続, セット式, キャプション, 並べ替え方法, ドリルダウン) | キューブからセット(メンバーの集合)を作成し、セルに表示します。 |
CUBESETCOUNT | CUBESETCOUNT(セット) | CUBESET関数で作成したセットに含まれるアイテムの数を返します。 |
CUBERANKEDMEMBER | CUBERANKEDMEMBER(接続, セット式, 順位, キャプション) | セット内で指定した順位のメンバーを返します。 |
CUBEKPIMEMBER | CUBEKPIMEMBER(接続, KPIの名前, KPIの部分, キャプション) | KPI(主要業績評価指標)の情報をキューブから取得します。 |
キューブ関数の具体例を確認したい方はこちらをご覧ください!
情報関数(20種類)
セルに入力されている値や書式、エラーの種類など、さまざまな「情報」をチェックするために使われる関数
【情報関数一覧】
カテゴリー | 関数名 | 構文 | 関数の意味 |
判定系(IS系) | ISBLANK | ISBLANK(値) | セルが空白(空っぽ)かどうかを調べる(TRUE/FALSE) |
ISFORMULA | ISFORMULA(参照) | 参照先のセルに数式が入力されているかを調べる(TRUE/FALSE) | |
ISLOGICAL | ISLOGICAL(値) | セルが論理値(TRUEまたはFALSE)であるかを調べる(TRUE/FALSE) | |
ISNONTEXT | ISNONTEXT(値) | セルが文字列以外(数値、論理値、空白など)であるかを調べる(TRUE/FALSE) | |
ISNUMBER | ISNUMBER(値) | セルが数値であるかを調べる(TRUE/FALSE) | |
ISREF | ISREF(値) | セルが参照(セル番地など)であるかを調べる(TRUE/FALSE) | |
ISTEXT | ISTEXT(値) | セルが文字列であるかを調べる(TRUE/FALSE) | |
ISEVEN | ISEVEN(数値) | 数値が偶数であるかどうかを調べる(TRUE/FALSE) | |
ISODD | ISODD(数値) | 数値が奇数であるかどうかを調べる(TRUE/FALSE) | |
エラー系 | ISERROR | ISERROR(値) | セルが任意のエラー(#N/Aを含む)かどうかを調べる(TRUE/FALSE) |
ISERR | ISERR(値) | セルが「#N/A」以外のエラーかどうかを調べる(TRUE/FALSE) | |
ISNA | ISNA(値) | セルがエラー値「#N/A」であるかを調べる(TRUE/FALSE) | |
ERROR.TYPE | ERROR.TYPE(エラー値) | エラー値の種類に対応した数値を返す | |
NA | NA() | エラー値「#N/A」(データなし)を返す | |
情報取得系 | TYPE | TYPE(値) | 値のデータ型(数値、文字列、論理値など)に対応する数値を返す |
N | N(値) | 値を数値に変換する | |
PHONETIC | PHONETIC(参照) | セルに入力されたふりがな(よみがな)の文字列を返す | |
SHEET | SHEET([値]) | 参照または名前が示すシートの番号を返す | |
SHEETS | SHEETS([参照]) | 参照に含まれるシートの数を返す | |
その他 | ISOMITTED | ISOMITTED(引数) | LAMBDA関数で、特定の引数が省略されたかどうかを調べる(TRUE/FALSE) |
情報関数の具体例を確認したい方はこちらをご覧ください!
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