エクセルで簡単!社員の平均年収と年代別平均年収の計算方法

Excel

すもリーマン
すもリーマン

新卒向けの媒体で社員の平均年収や年代別の平均年収の情報を記載したいけどどうすればいいんだろう?

でんちゃん
でんちゃん

すもリーマンのような悩み以外にも、人事評価制度の構築採用戦略、上場企業では平均年収の開示が必要ですよね。
このような時「エクセルでどうやって計算するのか?」疑問に思っている方向けに算出する方法を、具体的なデータ例を交えながら解説します。

全社員の平均年収を計算する方法

まずは、社員全員の平均年収を計算する方法です。

でんちゃん
でんちゃん

これは、エクセルのAVERAGE関数を使えば、非常に簡単に計算できます。

【AVERAGE関数の使い方】

=AVERAGE(平均を求めたいデータの範囲)

【具体的な手順】

以下のサンプルデータを使って、全社員の平均年収を計算してみましょう。

氏名年齢年収(万円)
Aさん25350
Bさん32480
Cさん41600
Dさん28420
Eさん55750
Fさん36550
Gさん22300
Hさん49680
Iさん39590
Jさん27400
社員一覧表
  1. まず、平均年収を表示させたいセル(例:F2)を選択します。
  2. セルに「=AVERAGE(C2:C11)」と入力します。
    これは「C2からC11までの範囲の平均値を求めなさい」という指示です。
  3. Enterキーを押すと、「512」という結果が表示されます。
  4. これで、全社員の平均年収が「512万円」であることが分かりました。

年代別の平均年収を計算する方法

次に、20代、30代といった特定の条件に当てはまる社員だけの平均年収を計算する方法です。

でんちゃん
でんちゃん

これには、複数の条件を指定して平均値を求められるAVERAGEIFS関数を使います。

【AVERAGEIFS関数の使い方】

=AVERAGEIFS(平均対象範囲, 条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2, …)

【具体的な手順】

先ほどのサンプルデータを使って、20代社員の平均年収を計算してみましょう。
※20代とは「20歳以上」かつ「30歳未満」の社員のことです。

  1. まず、20代の平均年収を表示させたいセル(例:F3)を選択します。
  2. セルに「=AVERAGEIFS(C2:C11, B2:B11, “>=20”, B2:B11, “<30”)」と入力します。
    • C2:C11: 平均値を求めたい「年収」の範囲
    • B2:B11: 1つ目の条件を検索する「年齢」の範囲
    • ">=20": 1つ目の条件「20以上」
    • B2:B11: 2つ目の条件を検索する「年齢」の範囲
    • "<30": 2つ目の条件「30未満」
  3. Enterキーを押すと、「367.5」という結果が表示されます。
  4. これで、20代社員の平均年収が「367.5万円」であることが分かりました。

同様に、30代と40代の平均年収も計算できます。

  • 30代の平均年収
    =AVERAGEIFS(C2:C11, B2:B11, “>=30”, B2:B11, “<40”)
    540万円
  • 40代の平均年収
    =AVERAGEIFS(C2:C11, B2:B11, “>=40”, B2:B11, “<50”)
    640万円

AVERAGEIFS関数を使った年代別平均年収の計算例

退職者がいる場合の平均年収計算方法

社員リストに退職者が含まれている場合、単純にAVERAGE関数を使うと、退職者も含めた平均年収が計算されてしまいます。

正確な現役社員の平均年収を算出するには、特定の条件を満たすデータのみを対象にする必要があります。

でんちゃん
でんちゃん

ここでは、退職者データを除外して平均年収を計算する方法を解説します。

【AVERAGEIF関数の使い方】

=AVERAGEIF(条件範囲, 検索条件, 平均対象範囲)

【具体的な手順】

以下のサンプルデータでは、G列に「在籍状況」の列を追加し、「在籍中」または「退職済み」を入力しています。このデータを使って、現役社員のみの平均年収を計算してみましょう。

氏名年齢年収(万円)在籍状況
Aさん25350在籍中
Bさん32480在籍中
Cさん41600在籍中
Dさん28420在籍中
Eさん55750退職済み
Fさん36550在籍中
Gさん22300在籍中
Hさん49680退職済み
Iさん39590在籍中
Jさん27400在籍中
  1. まず、現役社員の平均年収を表示させたいセル(例:F2)を選択します。
  2. セルに「=AVERAGEIF(D2:D11, “在籍中”, C2:C11)」と入力します。
    • D2:D11: 条件を検索する「在籍状況」の範囲
    • "在籍中": 検索条件
    • C2:C11: 平均値を求めたい「年収」の範囲
  3. Enterキーを押すと、「461.25」という結果が表示されます。
  4. これで、退職者を除いた現役社員の平均年収が「461.25万円」であることが分かりました。

おわりに

でんちゃん
でんちゃん

エクセルのAVERAGE関数やAVERAGEIFS関数を使えば、社員の年収データを簡単に分析できます!

これらの関数は、年収データだけでなく、勤続年数や部署ごとの平均値など、さまざまなデータの分析にも応用できます。 ぜひ、これらの関数を活用して、人事業務の効率化にお役立てください。

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