ニュース速報:2025年7月、企業倒産件数が今年最多を記録

2025年7月株式会社帝国データバンクの発表によると、全国の企業倒産件数(負債1,000万円以上で法的整理による倒産)は956件に達し、これは今年に入ってから最も多い件数です。
前年同月と比較しても3.9%の増加となり、倒産件数は2カ月連続で増加しています。

引用:帝国データバンク

負債総額は減少も、大型倒産は増加傾向

負債総額は1,664億7,300万円と、前年同月比(7769億3100万円、78.6%減)で大きく減少しました。

しかし、これは前年に負債総額の8割以上を占めた「MSJ資産管理」という大型倒産の反動によるものです。この特殊要因を除いて見ると、実質的には負債総額が増加。

また、倒産の件数だけでなく、その「質」にも注目すべき点がありました。 東証グロース上場の「㈱オルツ」が民事再生法の適用を申請し、上場企業の倒産が8カ月ぶりに発生しました。

さらに、負債10億円以上の大型倒産も過去10年で最多を記録しており、中小企業だけでなく、ある程度の規模を持つ中堅企業の経営破綻も目立ってきています。


業種別・地域別の詳細分析

倒産は特定の業種や地域に偏って発生しているのでしょうか?データを見ると、その傾向がはっきりと見えてきます。

【業種別倒産動向】

7つの主要な業種のうち、5つの業種で倒産件数が増加しました。

業種主な動向
サービス業7月としては2000年以降で最多。宿泊業、飲食業の倒産が目立ちます。
同240件→263件、9.6%増
卸売業全業種で最も高い増加率を記録しました。
同84件→105件25.0%増
運輸・通信業9カ月ぶりに前年を上回った。
同44件→46件、4.5%増
小売業同182件→184件、1.1%増
不動産業同27件→30件、11.1%増

【地域別倒産動向】

全国9地域のうち、5つの地域で倒産件数が増加しました。

地域主な動向
関東地方過去10年間で最多の倒産件数を記録。
同278件→329件、18.3%増
北陸地方最も高い増加率となりました。
同28件→41件、46.4%増
「新潟」(同 12 件→20 件)の増加が目立った。
中部地方同124件→132件、6.5%増
中国地方同52件→60件、15.4%増
九州地方同89件→99件、11.2%増
「佐賀」(同 2 件→9 件)や「沖縄」(同 2 件→6 件)の増加が目立った。


倒産の原因と「不況型倒産」の実態

では、なぜこれほど多くの企業が倒産に追い込まれているのでしょうか。 倒産の原因はさまざまですが、最も多いのは「不況型倒産」です。

倒産主因割合主な原因
不況型倒産82.7%「販売不振」「売上不振」など、経済環境の悪化によるもの。
その他17.3%「放漫経営」「経営者の病気・死亡」「設備投資の失敗」など。

また「人手不足倒産」は、過去最多タイの件数を記録しました。(49 件(前年同月 31 件、58.1%増)判明し、2 カ月連続で前年を上回った。2024 年 3 月(49 件)と並ぶ。)

従業員や経営幹部などの退職が直接・間接的に起因した「従業員退職型」の倒産は、合計で 74 件判明した。前年同期(46 件)から 28 件・約 6 割増と急増しており、このペースで推移した場合、集計可能な 2013 年以降で最多だった 2024年(90 件)を大幅に上回り、初めて年間 100 件に到達することが確実な情勢となっている。


まとめ:厳しい時代を物語る倒産データ

このニュースは、多くの企業がこれから直面するであろう課題を浮き彫りにしています。今後の動向にも、引き続き注視していく必要があるでしょう。

引用元:

この記事を書いた人
でんちゃん

一児の父。人事として6年、採用・教育・労務・人事制度などを経験してきました。これまで200名ほどの方と面接を実施してきたので就職・転職に関するノウハウがあります。またExcelを用いたデータ分析が得意です。
娘が生まれ日々のすさまじい成長を目の当たりにしています。
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