「IT業界に挑戦したいけど、何を勉強すればいいか分からない」
「資格って本当に就職に有利なの?」
こんな不安や疑問を持った方はいませんか?

私達人事の目線から見ると、資格は「あなたのIT業界への本気度」と「学習を継続できるポツンシャル」を客観的に証明することが出来るため有利に働きます。
特に実務経験がない皆さんにとって、面接で「入社後に活躍できる基礎力があるか」を判断する上で、資格の有無は大きな判断材料になります。
そこで本記事では、国家資格から最新のクラウド技術まで、全61選をレベル別(初級・中級・上級)、そして採用時の評価ポイントを添えて解説していきます。特にシステムエンジニアを志望する方向けにご紹介していきます
現役IT人事が教える!採用で「評価される」資格の選び方
闇雲に資格を取るのは時間の無駄でもったいないです!
私たち人事が評価するのは、「あなたの志望する職種と資格が一致しているか」、そして「その資格取得を通じて、どれだけ体系的に学習したか」という点です。
| 目的別 | 資格群(採用評価ポイント) | 人事からのアドバイス |
|---|---|---|
| IT業界の基礎固め | IT国家資格(初級) | 「IT業界の共通言語を知っているか」のチェックに使います。FEまであると基礎力は問題なしと判断します。 |
| 開発エンジニア志望 | Oracle認定Java系、Azure/AWS系(Developer/DevOps) | 「人のコードが理解でき自分でコードを書けるか」が重要ですが、これらの資格は「言語の仕様を理解しているか」の証明になります。 |
| インフラ・ネットワーク志望 | Linux系、CCNA系、Azure/AWS系(Admin/Associate以上) | インフラは特に実務直結の知識が求められます。ベンダー資格の中級(Associate/CCNAなど)は実務対応力のアピールになります。 |
| 転職・差別化を狙う | IT国家資格(中級以上)、AWS/Azure系(Expert/Professional) | 「難易度の高い学習をやり遂げる能力」と「特定の分野への深いコミットメント」を評価します。 |
汎用性と信頼性が抜群!評価軸になるIT国家資格(14選)

IPAが主催する情報処理技術者試験は、IT業界における「偏差値」のようなものです。
取得しているだけで、一定以上の学習能力と体系的な知識があることを強く示せます。
社内で昇給していくための必要要件になる会社もあります。
例えば、主任になるためには応用情報技術者試験を取得している必要があるなどです。
初級レベル:まずはここから!評価の土台を築く
ITパスポート
「情報処理技術者試験」のうち最も簡単なレベルの資格で、「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家資格です。
ITエンジニアだけでなく幅広い層にITに関する正しい知識が必要であるという認識が広がってきたことから、平成21年4月に新設されました。令和3年11月の時点で総応募者数が100万人を超えた、人気資格です。
ITパスポートはIT業界でシステム開発に携わるためには正直低いレベルであるため頑張って勉強して基本情報技術者試験の準備体操くらいに思うのがお勧めです。
「IT業界への最低限の関心」と「社会人としての基礎知識」と思っていただければと思います。
情報セキュリティマネジメント(SG)
情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験です。
社会の情報化が進みITが普及するにつれ、情報セキュリティの専門人材の重要性はますます高まっており、注目されている資格試験です。
基本情報処理技術者(FE)
IT系の資格が注目されている中で、仕事にもつながる一定のIT知識があると認められるのが「基本情報技術者」です。未経験者が取得していたら面接で一歩リードできるレベルです!
中級レベル:面接で大幅リードできる応用力
応用情報技術者(AP)
ITスキル標準(ITSS)レベル3の難易度の高度IT人材を目指す人のための資格で基本情報技術者試験の上位に位置付けられている試験です。
高度なIT人材を認定するための資格であり、試験で問われる知識も幅広いものとなっています。基本情報技術者と同じくらいの出題範囲ですが、合格するにはより深い知識が必要となります。
技術的なことだけでなくマネジメントや経営戦略についての設問もあり、合格者にはITエンジニアとしての活躍のみに留まらずITスキルを生かした幅広い活躍が期待されています。
上級レベル:高度な専門知識で「即戦力ポテンシャル」を証明
上級資格は、取得までの努力量が桁違いです。IT経験者が転職する際に面接では「なぜこの資格を取ろうと思ったか」を深掘りします。
※未経験者でこのレベルの資格は不要です。
ITストラテジスト(ST)
情報処理技術者試験を実施する情報処理推進機構(IPA)によると、ITストラテジストの対象者像は『高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術(IT)を活用して事業を改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者』とされています。企業の経営目標達成のために、ITを活用して競争優位な新製品・サービスの企画・推進を行い、ビジネスを成功に導くのがITストラテジストです。
システムアーキテクト(SA)
システム全体の設計を担当する上級技術者を指します。対象業務に関する深い知識を持ち、IT技術を用いた最適な解決方法を提案するのが仕事です。システムの開発工程では、要件定義やシステム構造設計に合わせて開発担当者を主導する役目も担います。
システムアーキテクト試験は、情報システムの設計や構築に関する知識とスキルを評価するための試験です。システムアーキテクト試験に合格して資格を保有すると、一般的なIT企業をはじめ、金融機関やコンサルティングファームなど幅広い業界で活躍できます。
プロジェクトマネージャ(PM)
IPAでは対象者像を「高度IT人材として確立した専門分野をもち、組織の戦略の実現に寄与することを目的とするシステム開発プロジェクトにおいて、プロジェクトの目的の実現に向けて責任をもってプロジェクトマネジメント業務を単独で又はチームの一員として担う者」と定めており、情報技術者試験の中でも最難関の試験の一つとされます。
一方で、国内のIT業では知名度が高く、高度なスキルを示すことができる資格です。
ネットワークスペシャリスト(NW)
ネットワーク分野に深い専門性を持つ人材であることを証明できる試験です。
現在の企業の活動において、ネットワーク分野をはじめとするITの活用は必要不可欠と言えます。
そのような社会情勢の中で活躍できるネットワークの専門家であることは、IT業界もしくは幅広い業界のネットワーク・ITインフラ担当者として重宝されます。そうした専門性の高いスペシャリストになるにあたって、超えるべきハードルがネットワークスペシャリスト試験と言えるでしょう。
データベーススペシャリスト(DB)
データベースに精通し、データベース設計を行う高い固有技術を持つことを示す資格試験です。
企業活動を支える膨大なデータ群を管理し、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供するデータベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す人に向いている資格です。
エンベデッドシステムスぺシャリスト(ES)
私たちが日常で利用する家電や車などのあらゆる機器に組み込まれているシステムの専門家であり、組込み系のスペシャリストを意味します。広範囲の専門知識と発想力、さらにプロジェクトチームを管理する能力を認定する資格です。
ITサービスマネージャ(SM)
企業の情報システムを安定稼働させ、障害があった場合にも対処する能力があることを証明できる資格です。
取得することで高度IT人材として確立した専門分野を持ち、ITサービスの計画立案から設計、移行、提供、改善まで、組織の活動を指揮・管理する能力の証明になります。
システム監査技術者(AU)
情報システムに対する監査を行う能力を認定する資格です。
取得することで高度な情報システムの運用や管理に関するリスクを評価し、適切な監査手続きを実施する能力を証明することができます。
情報処理安全確保支援士(SC)
情報系唯一の士業であり、難易度が高い試験です。
サイバーセキュリティ分野に関連した高度な知識について評価されます。士業としての独占業務はありませんが、無資格者が名乗れない名称独占資格であるため、取得できたならば社会的に高い評価を受けられる資格です
情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)
上記SC試験合格後、IPAに登録された国家資格を持つセキュリティ専門家。最高レベルの評価です。
クラウド時代に必須!Azure系資格(16選)
クラウド資格は、「最新技術への適応力」と「実務直結のスキル」を証明する上で非常に重要です。マイクロソフト製品をメインに使う企業ではAzure資格を重視します。
初級レベル:まずは基本から!Azureへの興味をアピール
Azure Fundamentals (AZ-900)
クラウドサービスの基礎知識と、Microsoft Azureの基礎知識があることが認定される資格です。
Azure AI Fundamentals (AI-900)
AzureのAI ソリューションを作成するための基本的な概念やサービス名に関する基礎の資格です。
Azure Data Fundamentals (DP-900)
Azureのデータの取り扱いを行うデータエンジニアリングに関する知識やスキルがあることが認定される資格。
中級レベル:具体的な職種への「即戦力ポテンシャル」
Azure AI Engineer Associate (AI-102)
Azure AI サービス、Azure AI 検索、Azure Open AI を使用して Azure AI ソリューションを設計して実装。Azure AI Fundamentals (AI-900)の応用試験。APIを実行した場合の処理に関しての問いが増えより実務レベルに近づきます。
Azure Data Engineer Associate (DP-203)
データエンジニアが持つべき専門知識を試すもので、多様なデータソースからの構造化データ、非構造化データ、ストリーミングデータを統合し、分析用に適切なスキーマに変換し、一元化する能力が問われる試験。
Azure Administrator Associate (AZ-104)
Microsoft Azureの管理者・技術者をめざす方向けの資格です。Administrator(管理者)だけでなく、開発者、ソリューション提案/設計/構築を行うエンジニアなど、Azureにかかわるすべての技術者に役立つ資格です。
Azure Security Engineer Associate (AZ-500)
Microsoft が提供するクラウド認定資格のひとつで、Azure 環境のセキュリティ設計・実装・運用に特化したエンジニアを対象としています。クラウドセキュリティの専門スキルを証明できる資格として、企業のクラウド導入やセキュリティ強化が進む中で注目されています。
この試験では、Azure 上での アイデンティティ管理、ネットワーク保護、データとアプリケーションのセキュリティ、セキュリティ運用 など、クラウド全体の安全性を確保するための知識と実践力が問われます。
Azure Database Administrator Associate (DP-300)
Microsoft が提供するクラウド資格のひとつで、Azure 上でデータベースを設計・運用・管理するエンジニアを対象とした認定試験です。試験コードは 「DP-300: Administering Microsoft Azure SQL Solutions」 で、合格すると「Microsoft Certified: Azure Database Administrator Associate」の称号が与えられます。
この資格は、オンプレミスやクラウド環境を問わず、SQL Server や Azure SQL Database を安全かつ効率的に運用できる能力を証明するものです。Azure 上のデータベース設計・パフォーマンス最適化・セキュリティ強化・バックアップ運用など、実践的なスキルが広く問われます。
Azure Developer Associate (AZ-204)
Microsoft Azure 上でアプリケーションを設計・開発・デプロイできるクラウド開発者(Azure Developer)を対象とした資格です。
合格すると「Microsoft Certified: Azure Developer Associate」の認定が付与されます。
この試験では、Azure の各種サービスを利用して安全でスケーラブルなアプリケーションを開発する能力が問われます。対象範囲は、WebアプリやAPIの開発、ストレージの活用、イベント駆動型ソリューション、セキュリティ、モニタリング、トラブルシューティングなど多岐にわたります。
Azure Data Scientist Associate (DP-100)
Azure 上でデータサイエンスのワークロードを設計・構築・実行するスキルを証明する資格です。
合格すると「Microsoft Certified: Azure Data Scientist Associate」の認定を取得できます。
この試験では、Azure Machine Learning(Azure ML)を中心に、データの前処理・モデルの学習・デプロイ・運用までの一連のプロセスを扱います。
Windows Virtual Desktop Specialty (AZ-140)
Microsoft Azure 上で仮想デスクトップ環境(現:Azure Virtual Desktop)を設計・構築・運用できるエンジニアを対象とした資格です。
合格者には「Microsoft Certified: Azure Virtual Desktop Specialty」の認定が付与されます。
この試験では、リモートワークやハイブリッド勤務を支える Azure Virtual Desktop(AVD)環境の構築・最適化スキルを問われます。
Security Operations Analyst Associate (SC-200)
Microsoft のセキュリティツールを活用して 脅威検知・対応・分析を行う SOC(セキュリティオペレーションセンター)担当者向けの資格です。
合格すると「Microsoft Certified: Security Operations Analyst Associate」の認定が付与されます。
この試験では、Microsoft Defender や Microsoft Sentinel などを使って、組織のセキュリティインシデントを検知・調査・対応するスキルが求められます。
上級レベル:組織全体のクラウド戦略を担う人材へ
上級レベルのため、数年経験して転職する際のキャリアップや昇級のための資格だと思ってください。
Azure Stack Hub Operator Associate (AZ-600)
Azure Stack Hub環境の設計・デプロイ・管理に関するスキルを証明する資格です。オンプレミスとクラウドを統合したハイブリッド環境の運用に焦点を当てています。
Azure for SAP Workloads Specialty (AZ-120)
Microsoft Azure上でSAPソリューションを設計・実装・運用する能力を評価します。Azure上にSAPシステムを移行・最適化したいエンジニアに適しています。
DevOps Engineer Expert (AZ-400)
開発(Dev)と運用(Ops)を統合して効率的なソフトウェアデリバリーを実現するスキルを証明する資格です。Azure DevOpsを活用したCI/CDパイプラインや自動化が中心テーマです。
Azure Solutions Architect Expert (AZ-305)
Azure上でエンタープライズ規模のソリューションを設計・実装する能力を問う上級資格です。Azure全体の設計思想を理解したアーキテクト向けの試験です。
世界No.1シェア!AWS系資格(12選)
AWS資格は、クラウド技術の主流として、業界全体で高い評価を得ています。中級以上のAssociateレベルは、あなたの採用可能性を大きく高めます。
初級レベル:AWSへの意欲を明確にする
AWS認定クラウドプラクティショナー (CLF)
クラウドコンピューティングの基礎知識とAWSの基本サービスの理解度を証明するエントリーレベルの資格です。AWSを初めて学ぶ人に最適なスタート資格です。
AWS認定AIプラクティショナー
AI(人工知能)と機械学習(ML)の基礎知識をAWSの文脈で理解していることを証明する新しい基礎資格です(2024年登場)。AIの仕組みや生成AIの活用に関する理解が問われます。
中級レベル:実務に直結する専門分野(アソシエイト)
AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト (SAA)
AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトは、AWS上でスケーラブルかつ安全なアーキテクチャを設計・構築するスキルを証明する資格です。AWSの中でも最も人気の高い試験のひとつです。
AWS認定SysOps アドミニストレーターアソシエイト (SOA)
AWS環境の運用・管理・監視に関するスキルを問う資格です。AWSの実務運用に最も近い内容で、ハンズオン操作も出題されます。
AWS認定デベロッパーアソシエイト (DVA)
AWSを利用したアプリケーション開発のスキルを問う資格です。開発者視点でクラウドネイティブな設計・デプロイ方法を学べます。
AWS認定データエンジニアアソシエイト (DEA)
AWS上でのデータ収集・変換・分析基盤の構築スキルを評価する資格です。2024年に新設された注目の試験です。
AWS認定マシーンラーニングエンジニアアソシエイト (MLA)
AWS上でAI・機械学習モデルを構築・デプロイするスキルを証明する資格です。2025年に登場した新資格で、生成AIにも対応しています。
上級レベル:高度な設計と専門知識(プロフェッショナル/スペシャリティ)
AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナル (SAP)
AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナルは、大規模で複雑なAWSシステムを設計・運用できるスキルを証明する最上位資格のひとつです。
設計力・移行計画・コスト最適化など、現場でのアーキテクチャ判断力が問われます。
AWS認定DevOpsエンジニアプロフェッショナル (DOP)
DevOpsエンジニアプロフェッショナルは、AWS環境における継続的デリバリー(CI/CD)と自動化運用の専門スキルを評価する上級資格です。
開発と運用を統合したクラウドネイティブ開発をリードできる人材が対象です。
AWS認定アドバンスドネットワーキングスペシャリティ (ANS)
アドバンスドネットワーキングスペシャリティは、AWSおよびハイブリッド環境での高度なネットワーク設計・管理スキルを証明する専門資格です。
オンプレミス接続やセキュアな通信経路設計など、実践的なネットワーク知識が求められます。
AWS認定マシンラーニングスペシャリティ (MLS)
マシンラーニングスペシャリティは、AWS上で機械学習モデルを設計・構築・最適化するスキルを問う専門資格です。AI/ML領域の中級〜上級者が対象です。
AWS認定セキュリティスペシャリティ (SCS)
セキュリティスペシャリティは、AWS環境のセキュリティ設計・運用・監査スキルを問う専門資格です。クラウド上のデータ保護とコンプライアンス対応力が評価されます。
サーバー基盤の必須スキル!Linux系資格(4選)
サーバー、ネットワークといったITインフラの根幹はLinuxが担っています。Linux系資格は、「ITインフラの裏側を理解しているか」を示す重要な資格です。
LPIC-1 / LinuCレベル-1(初級)
Linuxの基本操作やシステム管理の基礎知識を証明する初級資格です。Linuxを初めて学ぶ人やサーバー運用に携わる初心者向け資格。
LPIC-2 / LinuCレベル-2(中級)
Linuxサーバーの中規模運用・管理スキルを証明する中級資格です。LPIC-1の知識を前提に、より実践的な運用能力を問います。
LPIC-3 / LinuCレベル-3(上級)
企業レベルのLinuxサーバー設計・運用スキルを証明する上級資格です。LPIC-1・2で培った知識を前提に、専門領域に特化した試験が用意されています。
LinuCシステムアーキテクト(上級)
Linuxシステムの設計・構築・運用の総合力を証明する上級資格です。LPIC-3に近い上級レベルで、企業システム全体を俯瞰できる能力が求められます。
ネットワークのプロを目指す!CCNA(シスコ)系資格(9選)
ネットワークのプロフェッショナルを目指すなら、シスコ資格はデファクトスタンダードです。これが履歴書にあると、「ネットワークエンジニアの適性あり」と判断します。
初級・中級レベル:エンジニアとしての基盤を築く
CCT (Cisco Certified Technician)(初級)
Cisco機器の基本的な障害診断・修理・交換ができるスキルを証明する初級資格です。ネットワークの運用サポート担当者やフィールドエンジニア向けの資格です。
CCNA (Cisco Certified Network Associate)(中級)
ネットワークの基礎から中規模環境の設計・構築・運用までをカバーする中級資格です。Cisco認定資格の中核として広く知られています。
DevNet Associate(中級)
ネットワーク運用とソフトウェア開発(自動化・プログラミング)を統合する能力を評価する中級資格です。Ciscoのネットワーク機器をAPIやプログラミングで操作できるスキルが問われます。
上級・超上級レベル:ネットワークの最高峰
CCNP (Cisco Certified Network Professional)
中〜大規模ネットワークの設計・構築・運用を高度にこなせるプロフェッショナルレベルの資格です。CCNAの上位資格で、より実務に近い高度なネットワークスキルが求められます。
DevNet Professional
ネットワーク自動化やプログラミングを用いた高度なネットワーク設計・運用スキルを証明するプロフェッショナル資格です。DevNet Associateの上位にあたります。
CyberOps Professional
SOCやセキュリティオペレーションの実務能力を上級レベルで評価する資格です。
CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)
ネットワーク設計・構築・トラブルシューティングの最高峰資格。
CCDE(Cisco Certified Design Expert)
大規模ネットワークの設計・アーキテクチャに特化したエキスパート資格。
CCAr(Cisco Certified Architect)
企業全体のネットワーク戦略・設計を指導できる最上級資格。
開発職の定番!Oracle認定Java系とJavaプログラミング能力認定試験(6選)

Javaは、日本国内で最も使われている言語の一つです。これらの資格は、「Javaを体系的に学習した実績」として評価します。
Oracle認定Java系(OCAJP/OCPJP)
Bronze(初級)
基礎的な知識や入門レベルのスキルを証明する資格です。プログラミングやシステムの基礎を学び始めた人向けです。
Silver(中級)
応用力や実務レベルでの理解を評価する資格です。現場での開発や運用に必要なスキルを身につけていることを示します。
Gold(上級)
上級者向けの資格で、設計力やプロフェッショナルとしての高度な能力を証明します。大規模システムの設計や開発を担当できるスキルを評価します。
Javaプログラミング能力認定試験
3級 (初級)
Javaの基礎的な知識や簡単なプログラム作成スキルを評価する試験です。Javaを学び始めた初心者が対象で、基本的な文法や構文の理解が問われます。
2級(中級)
オブジェクト指向の理解や実務レベルでのプログラミング能力を評価する試験です。クラス設計や標準APIの活用、簡単なアルゴリズムの実装能力が問われます。
1級(上級)
高度なJavaプログラミングスキルや設計力を評価する試験です。大規模システム開発での応用力や問題解決能力、効率的なコード設計が求められます。
まとめ:【人事からのメッセージ】今日から資格学習で未来を変えよう!

ここまで、IT業界への就職・転職で評価されるIT資格全61選を、私の人事目線で解説してきました。
資格は、皆さんを面接の場で輝かせるための「実績の裏付け」です。
未経験の方は迷ったら、まずは「ITパスポート」や「基本情報技術者」といった国家資格の基礎から手をつけ、その後に志望する職種のベンダー資格(CCNA、SAA、AZ-104など)の中級レベルに進むのが、最も効率的で評価されやすいルートです。
- 「取った資格」より「資格取得までのプロセス」:
面接では、資格名だけでなく、「なぜその資格を選び、どのように苦労し、何を学んだか」を語れるように準備してください。これがあなたの自己成長力をアピールする最大のチャンスです。 - 実務で使うイメージを持つ:
単なる暗記で終わらせず、「この技術は入社後のあの業務でこう使える」というイメージを持って学習すると、知識の定着も早くなり、面接での説得力が増します。
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