これって当てはまらない?ウォルマート幹部が語る「絶対に採用したくない人材」の特徴

人事

すもリーマン
すもリーマン

転職や就職活動をしているけど、企業ってどんな人と一緒に働きたくないのかな

面接で悪い印象を与えないか不安…

でんちゃん
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そう考えている方に向けて、世界中で210万人もの従業員を雇用する、超巨大組織ウォルマートの最高人事責任者であるドナ・モリス氏(Donna Morris)が、CNBCのインタビューで「絶対に採用したくない人材」について語った記事を要約してお伝えします。

大企業の人事トップが考える「一緒に働きたくない人」の特徴を知ることは、自身のキャリアを考える上で、役立つヒントになるはずです。

ウォルマートが避ける「デビー・ダウナー(Debbie Downer)」って何?

モリス氏が「絶対に採用したくない」と語った人材は、アメリカでよく使われるスラングで表現されます。それが「デビー・ダウナー(Debbie Downer)」です。

これは特定の人の名前ではなく、以下のような周りのやる気を奪ってしまうような人物を指します。

  • 常に否定的な人
  • 何をしても文句ばかり言う人
  • 問題提起はするけど、解決策は出さない人

モリス氏は、「誰もそんな人を採用したいとは思わない」と、はっきりと言い切っています。

Donna Morris is executive vice president and chief people officer at Walmart 引用:CNBC

「デビー・ダウナー」な人が持っている4つの特徴

でんちゃん
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世界中の様々な社員を見てきたモリス氏によると、デビー・ダウナーなタイプの人には、いくつかの共通点があるそうです。

もし、ご自身や過去の職場の同僚に当てはまる部分がないか、一度チェックしてみてください。

  • 常にチームやプロジェクトにネガティブな影響を与える
    • 新しいアイデアが出ても「それは無理だよ」「時間がないからやめよう」と、否定的な意見ばかり口にする。
  • 他人のアイデアを否定し、自分は何も提案しない
    • 批評家のように、他人の意見のあら探しは得意ですが、自分から改善案を出すことはありません。
  • 自分に直接関係ないことには興味を示さない
    • 自分の仕事の範囲外のことは全く気にせず、「それは私の担当じゃないので」と、チームの目標達成よりも自分の仕事にしか関心がない。
  • 新しい挑戦に対してブレーキをかける存在
    • 変化を嫌い、新しい取り組みに対して「前例がない」と後ろ向きな姿勢を取りがちです。
でんちゃん
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モリス氏は、このような人は「社内の人脈も築きにくく、上司から新しい仕事を任されることもない」と話しています。

このような継続的なネガティブのスパイラルは自分が間違った仕事や会社に就いてしまっているとまで話していますね。


企業が「採用したい!」と思う人の4つのヒント

では、逆にどのような人が「この人と一緒に働きたい」「この人に出世してほしい」と思われるのでしょうか?

でんちゃん
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モリス氏は、出世する人材の特徴についても、4つの具体的なヒントを挙げています。これらの特徴は、企業が採用活動で重視しているポイントそのものです。

  1. 期待された成果を、時間通り、もしくはそれ以上に出すこと。
    • 与えられた役割を確実にこなし、期待を超える結果を出せる人は、当然ながら高く評価されます。期限を遅れて成果を出すか期限より早めに少ない成果を出すかでは早めに成果物を出す方が良いとまで話しています。
  2. 誰も頼んでいなくても、手を挙げて新しいチャレンジに挑む姿勢。
    • 指示を待つだけでなく、「もっとこうした方が良くなるのでは?」と考え、自ら行動できる人は、周りから一目置かれます。企業は、自発的に動ける人材を求めています。
  3. 問題を持ってくるだけではなく、どう解決すべきかの提案もセットで。
    • 「〇〇が問題です」で終わるのではなく、「〇〇という問題があるので、△△という方法で解決するのはどうでしょうか?」と、改善案まで考えられる人が求められます。これは問題解決能力の高さをアピールできます。
  4. 自分で新しいことを調べて、上司にシェアできるような探求心。
    • 常に新しい知識やスキルを身につけようとする姿勢は、成長意欲の表れです。そうした探求心は、チーム全体の知識レベル向上にもつながります。

さらにモリス氏は、「同僚を支援できる人は圧倒的に好感度が高い」とも語っています。

例えば、新しく入ってきたインターンに自主的にメンタリングを申し出たり、チームメンバーの成功を心から手助けする行動は、まさに「この人は信頼できる」というポジティブなサイン、いわゆる「グリーンフラッグ」だと話しています。


面接や入社後に活かせる!「NG行動」を避けるためのヒント

でんちゃん
でんちゃん

ここまでの内容を踏まえて、面接や入社後に、あなたが「この人と一緒に働きたい!」と思われる人になるためのヒントをお伝えします。

【面接でのNG行動を避けるヒント】

  • ネガティブな退職理由をそのまま話さない
    • 「残業が多い」「人間関係が悪い」といったネガティブな理由は、面接官に「入社しても同じことを繰り返すのでは?」と不安を抱かせてしまいます。
    • 良い例:「現職では残業が多く、自己研鑽の時間が取れませんでした。御社では、効率的な働き方をしながら、〇〇(スキル)を身につけ、より会社に貢献したいと考えています。」
  • 前職の不満ばかりを口にしない
    • 面接官は、あなたが前職で何を得て、次にどう活かしたいのかを知りたいと思っています。不満ばかり話すのは避けましょう。
    • 良い例:「前職では、〇〇という経験を積み成果を上げてきたことで、スキルを習得できました。今後は、御社でさらに専門性を高め、事業成長に貢献したいです。」
  • 受け身な姿勢を見せない
    • 面接官の質問に答えるだけでなく、あなたからも会社や仕事内容について積極的に質問をしましょう。これは、働く意欲のアピールになります。

【入社後に「グリーンフラッグ」を立てるためのヒント】

  • 常に「どうすればもっと良くなるか?」を考える
    • 指示されたことだけでなく、業務フローやチームの課題点に気づいたら、改善案を考えて提案してみましょう。
  • チームメンバーの成功を応援する
    • 同僚の成功を自分のことのように喜び、困っている人がいれば積極的に手助けする。こうした行動は、周囲からの信頼につながります。
  • 新しいスキルや知識をインプットし続ける
    • 業務に関連する新しい情報を自主的に調べ、チーム内で共有する。こうした姿勢は、あなたの成長意欲をアピールするだけでなく、チーム全体の刺激にもなります。

まとめ:企業は「未来志向」のあなたを求めている

でんちゃん
でんちゃん

ウォルマートのドナ・モリス氏の言葉から、私たちは「デビー・ダウナー」のようなネガティブな人物は、どの企業でも避けられる傾向にあることがわかりました。

そして、企業が本当に求めているのは、指示を待つだけでなく、自ら考え行動し、チームに良い影響を与えられる、「未来志向」の人材です。

就職や転職活動は、あなたがどんな未来を描きたいかを語る大切な時間です。

もし、今不安に感じているなら、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。

あなたのキャリアが、素晴らしい未来へ向かう一歩となることを願っています!

この記事を書いた人
でんちゃん

一児の父。人事として6年、採用・教育・労務・人事制度などを経験してきました。これまで200名ほどの方と面接を実施してきたので就職・転職に関するノウハウがあります。またExcelを用いたデータ分析が得意です。
娘が生まれ日々のすさまじい成長を目の当たりにしています。
人事やExcel、子育てに関してのお役立ち情報を伝えるブログを作っていきます!

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