仕事のエンジンは『社会のため』?『自分のため』?二つの志向の違いと自己理解の重要性

仕事術

毎朝、会社に向かう時、あなたはどんな気持ちですか? 目標達成のワクワク感でしょうか?  それとも、誰かの役に立っているという充実感でしょうか? 私たちが仕事に求めるものは、人それぞれ異なります。 このブログでは、仕事における二つの重要な価値観、『社会目的志向』と『コト志向』を探りながら、あなたにとって本当に大切なものは何かを考えるきっかけを提供します。

社会目的志向とは:「社会への貢献実感」が原動力

社会目的志向とは、「社会に対して価値を提供し、貢献できている実感」が、仕事のやりがいに大きく影響する志向のことです。
自分の仕事が、個人的な利益や評価だけでなく、社会全体の幸福や課題解決に繋がっていると感じることに、強いモチベーションを感じるのが特徴です。
社会課題といった大きいテーマから、身近な誰かの抱える課題や悩みも含まれます。
近年では、若手からシニアの人でもこの社会目的志向を持った人が増えてきた体感が私自身の中であります。

コト志向とは:「やりたいこと」「得たいこと」への純粋な追求

コト志向とは、「やりたいこと」、「自分が得たいこと」が達成できているかを重視する志向のことです。
社会目的志向の人のほうが崇高で、「やりたいこと」に向かうコト志向は自己中心的かのようにみられることがあるが、全くそんなことはありません。
ある程度の利己が満たせていないタイミングでは、本質的な利他は生まれないです。自分自身の「やりたいこと」や「自分が得たいこと」を実現する。その上で利他に向かう人もいるのです。
最初から利他的であろうとしすぎると、過去の狭い経験をベースに役に立とうとすることになりがちで、結果的に、自信の価値提供の幅が狭まってしまうことがあります。
コト志向なあなただからこそ「やりたいこと」、「自分が得たいこと」にしっかりと向き合ってほしいです。コト志向を実現することが、あなたの市場価値を高める事にもつながってきます。

では自分が社会目的志向かコト志向の意識が強いかを確認する質問を8問ずつ用意したので考えてみて、可能であれば書き出してみてほしいです。

自分の「社会目的志向」を知る8つの質問

  1. あなたがこれまで「他者・外部のために特に頑張れたとき」はそれぞれどんな時ですか?特に頑張れた理由は?
  2. あなたがこれまで「他者・外部のために夢中になれたテーマ」はありますか?特に夢中になれた理由は?
  3. あなたがかかわった人や大切な人に「どんな人生・日々を送ってほしい」ですか?そのように考える理由は?
  4. あなた自身や身近な人の人生に「影響を与えたテーマや社会課題」はありますか?それを選んだ理由は?(幼少期~今で、人生に影響のあったことなど)
  5. あなたが、これまでの人生で感じた「世の中の不条理・不合理な社会課題」はありますか?そう考える理由は?(身近な経験からでも、社会的な視点からでも)
  6. あなたが、特に「共感するビジョンを持つ組織や人」はどこ、もしくは誰ですか?特に共感する理由は?
  7. あなたの次の世代になったときに「どんな世の中や社会であったら理想」だと思いますか?そう考える理由は?
  8. あなたが「今後実現したいと思える社会像や、未来のイメージ」はありますか?そう考える理由は?

自分の「コト志向」を知る8つの質問

  1. あなたが、仕事の中で、特に「好きなことや、やっていて楽しいテーマ」は何ですか?好き・やっていて楽しい理由や要素は?
  2. あなたが、仕事の中で、特に「沢山の時間をかけてきたことやテーマ」は何ですか?沢山の時間を費やせた理由は?
  3. あなたにとって、仕事の中で「時間を忘れて取り組めたことやテーマ」は何ですか?時間を忘れて取り組める理由は?
  4. あなたが、仕事の中で「お金をもらわなくてもやりたいくらいのことやテーマ」は何ですか?そう思える理由は?
  5. あなたが、仕事の中で、特に「得意なこと、強みやセンスがあると言われること」は何ですか?そう言われる理由は?
  6. あなたが「待遇や条件が良くても、やり続けたくないことや嫌いなこと」は何ですか?その理由は?
  7. あなたが「憧れる人や優秀だと思う人はどんな人で、その人が兼ね備えている能力」は何ですか?そう考える理由は?
  8. あなたが、特に「これから得てみたいことや、身につけてみたい能力」は何ですか?そう考える理由は?

まとめ

人は意識しなければ、過去と同じ選択をしてしまう生き物です。
社会目的志向もしくはコト志向どちらの意識が高いかを知るだけでもあなたのキャリアがより高くなります。自分だけではなく、部下や上司の志向を知ることが出来るとより仕事のパフォーマンスも上がっていきますよ。
さあ、一緒に自己理解を深め、未来への羅針盤となる自分自身の軸を見つけていきましょう。そして、より豊かな人生を歩むための準備を始めていきませんか?

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