2025年上半期出生数、前年同期を下回り“過去最少ペース”に

日本全体の動向として、2025年1〜6月期における出生数が、前年同期を下回ったことが公表されました。厚生労働省 が発表した速報値によると、出生数は33万9,280人で、前年同期(2024年1〜6月)と比べて▲3.1%減となっています。比較可能な1969年以降で、上半期としては過去最少の水準です。
同期間の死亡数は約83万6,818人で、出生数との差=自然減は約49万7,538人という数字が出ています。
また、年間ベースでみると、2024年に生まれた赤ちゃんの数は68万6,061人(速報値ベース)で、初めて70万人を下回りました。このように、少子化の進行が鮮明になってきています。

地域別(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の状況について

現在地域別(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の「2025年上半期」出生数と「前年同期比」の公式な速報値から明確に確認できていません。

2024年地域別(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)出生数のデータがどうであったかご紹介します。

東京都

2024年の都道府県別の出生数データでは、東京都が前年から▲16,004人減少しているという試算が出ています。

また、合計特殊出生率の都道府県別ランキングでも、東京都は 「0.96」 と2年連続全国最下位となっています。

神奈川県

2024年分のデータでは、神奈川県の出生数減少数が▲31,580人と報じられています。

千葉県

2024年のデータで出生数の減少が▲21,554人という数値が挙がっています。

埼玉県

2024年の出生数減少数として▲26,421人とするデータがあります。


総括/現状整理

全国では、2025年上半期の出生数が前年同期を下回り、33万9,280人という非常に少ない水準となりました。

これは比較可能な1969年以降での上半期最少とのことです。

加えて、2024年通年では出生数が68万6,061人となり、初めて70万人を下回ったという重大な統計が出ています。

関東圏を構成する東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県に関しては、都道府県別の速報的な「2025年上半期出生数・前年比」の数値を各報道で確認できていませんが、2024年分データにおいてはいずれも「大きく出生数を減らしている」ことが示されています。
東京では約▲16,000人、神奈川では▲31,000人千葉で▲21,000人、埼玉で▲26,000人という減少数が出ており、地域レベルでも少子化の波が明確に見えています。これらはいずれも「出生数の減少」という共通の傾向を裏付けるデータです。

なお、統計の速報性・修正可能性については、厚生労働省「人口動態統計月報年計(概数)の概況」の注記にもある通り、概数・速報値・確定値には修正が入りうる旨の記述があります。

今後の注目点

  • 上半期の出生数がこのまま年間通年でも減少を続けた場合、通年での“過去最少”更新が現実味を帯びているという報道。
  • 死亡数との差である自然減の拡大ペース。
  • 各都道府県での出生減少の幅、特に都市部/地方部での差異。
  • 翌年以降、公表される確定値による修正・再集計の可能性。
この記事を書いた人
でんちゃん

一児の父。人事として6年、採用・教育・労務・人事制度などを経験してきました。これまで200名ほどの方と面接を実施してきたので就職・転職に関するノウハウがあります。またExcelを用いたデータ分析が得意です。
娘が生まれ日々のすさまじい成長を目の当たりにしています。
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