はじめに:こども支援NISAの「具体的な数字」、イメージできていますか?

こども支援NISAで月3万円を18年間積み立てたら、いくらになるか即答できますか?
2027年1月から開始予定の「こども支援NISA(仮称)」。制度の概要は分かったけれど、「じゃあ、うちの場合は具体的にいくら?」となると意外と答えられない方が多いのではないでしょうか。
月1万円で足りる? 月5万円フルで積み立てるべき? 高校入学や大学入学でまとまったお金が必要になったとき、取り崩すとどうなる? 大学費用500万円を用意するには、何年前からいくら積み立てればいい?
こうした疑問をすべて解決できるシミュレーターを作りました。
こども支援NISAの制度概要や旧ジュニアNISAとの違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
👉 2026年度、ジュニアNISAは「こども支援NISA」として復活か?全ポイントと親が備えるべきこと

結局、「わが家ならどうなるのか」が一番気になるところですよね。具体的なプランを、数字でパッと見える化してみましょう。
シミュレーターの使い方
本シミュレーターは、3つのモードを搭載しています。目的に合わせて使い分けてください。
| モード | こんなときに使う | 分かること |
|---|---|---|
| 🌱 積立シミュレーション | 毎月の積立額と利回りから将来の資産額を知りたい | 運用総額・元本・運用益の内訳と年別推移グラフ |
| 🎓 取り崩し | 高校入学や大学入学で一部引き出す場合のシミュレーション | 取り崩し後の残高推移と18歳時点の最終残高 |
| 🎯 逆算 | 目標金額から必要な積立額・利回り・期間を知りたい | 目標達成に必要な条件 |
こども支援NISA つみたてシミュレーター
【モード別】シミュレーション活用ガイド
🌱 積立シミュレーション:基本の使い方
最もシンプルなモードです。以下の3つを入力するだけで、将来の運用資産額がグラフ付きで表示されます。
| 入力項目 | 設定範囲 | ポイント |
|---|---|---|
| 毎月の積立金額 | 0.1万円〜5万円 | 0.1万円(1,000円)刻みで設定可。年間60万円が上限のため月5万円まで |
| 想定利回り(年率) | 0〜20% | インデックス投信の長期平均は3〜7%程度が目安 |
| 運用期間 | 12〜18年 | 18歳まで非課税で運用可能 |

まずは「月3万円・利回り5%・18年」で試してみてください。元本648万円が約1,000万円以上に成長するイメージが掴めますよ!
利回り別の運用シミュレーション(月3万円・18年間)
具体的な数字が気になる方のために、利回り別のシミュレーション結果をまとめました。
| 想定利回り | 元本 | 運用益 | 合計(18年後) |
|---|---|---|---|
| 3% | 600万円 | 約222万円 | 約822万円 |
| 5% | 600万円 | 約449万円 | 約1,049万円 |
| 7% | 600万円 | 約740万円 | 約1,340万円 |
※月3万円×12ヶ月×16年8ヶ月=600万円(投資上限)到達後は、残り期間を複利運用のみで計算。

利回りが2%違うだけで、18年後には200万円以上の差になります。これが複利の力です。
🎓 取り崩しシミュレーション:教育費のタイミングに合わせて使う
こども支援NISAは12歳以降に取り崩しが可能になる予定です。つまり、中学入学以降の教育費に活用できます。
このモードでは「いつ・いくら引き出すか」をイベントとして設定できます。
設定できるイベント例
| タイミング | 用途 | 金額の目安 |
|---|---|---|
| 12歳 | 中学受験の塾代・入学金 | 50〜150万円 |
| 15歳 | 高校入学準備 | 50〜100万円 |
| 18歳 | 大学入学金・前期授業料 | 100〜300万円 |

「15歳で100万円、18歳で300万円」のように設定すると、取り崩しても残る金額がリアルに分かります。全額使い切るのか、18歳以降の大人NISAに引き継ぐ分を残すのか、戦略を考える材料になりますよ!
取り崩しのコツ
イベントは最大5つまで設定可能。チェックボックスでON/OFFの切り替えもできます。取り崩し後も残高は引き続き運用されます(複利効果は継続)。18歳以降は大人のNISAに自動移行するため、あえて全額引き出さず残すのも一つの戦略です。
🎯 逆算シミュレーション:目標から「必要な条件」を算出
「大学費用として18歳までに500万円を用意したい」など、ゴールが決まっている方に最適なモードです。3つの逆算が可能です。
| 逆算モード | 入力するもの | 分かること |
|---|---|---|
| 💴 積立額を逆算 | 目標金額・利回り・期間 | 毎月いくら積み立てれば目標に届くか |
| 📈 利回りを逆算 | 目標金額・積立額・期間 | 何%で運用すれば目標に届くか |
| ⏱️ 期間を逆算 | 目標金額・積立額・利回り | 何年何ヶ月で目標に届くか |
逆算シミュレーションの活用例
例1:大学費用500万円を準備したい場合
| 条件 | 設定 |
|---|---|
| 目標金額 | 500万円 |
| 利回り | 5% |
| 期間 | 18年 |
| 結果→ | 月約1.2万円の積立 |
例2:月2万円しか出せない場合、利回り何%が必要?
| 条件 | 設定 |
|---|---|
| 目標金額 | 800万円 |
| 積立額 | 月2万円 |
| 期間 | 18年 |
| 結果→ | 年率約5.8%が必要 |

逆算モードは「自分の家庭にとって現実的なプランかどうか」を判断するのに最適です。利回り10%以上が必要と出たら、積立額を増やすか目標を見直した方がいいかもしれません。
こども支援NISAの制度ポイント(おさらい)
シミュレーションの前提となる制度の要点だけ簡単に整理します。詳しくは関連記事をご覧ください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年齢 | 0歳〜17歳(18歳で大人NISAに自動移行) |
| 年間投資枠 | 60万円(月5万円) |
| 非課税保有限度額 | 600万円 |
| 取り崩し | 12歳以降、条件付きで可能 |
| 対象商品 | つみたて投資枠の対象商品(投資信託) |
| 開始時期 | 2027年1月(予定) |
※上記は2025年12月の税制改正大綱に基づく情報です。正式な制度詳細は2026年中に確定予定です。
よくある質問
- Qこのシミュレーションの利回りは何を基準にすればいい?
- A
過去20年のデータでは、全世界株式インデックスの年平均リターンはおよそ5〜7%程度です。ただしこれはあくまで過去の実績であり、将来を保証するものではありません。保守的に3〜5%、楽観的に7%あたりで複数パターンを試すのがおすすめです。
- Q投資上限の600万円に達したらどうなるの?
- A
シミュレーターでは、積立総額が600万円に達した時点で新規の積立を停止し、それ以降は複利運用のみで計算しています。例えば月5万円なら10年で上限に到達し、残り8年は運用のみになります。
- Q取り崩しの「条件付き」って何?
- A
こども支援NISAでは12歳以降の取り崩しに、子ども本人の同意や書面手続きが必要になる見込みです。制度の詳細は2026年中に確定予定ですので、最新情報を随時チェックしてください。
- Q18歳になったらどうなる?
- A
18歳到達時に、こども支援NISA口座は自動的に大人のNISA(つみたて投資枠+成長投資枠)に移行します。非課税保有限度額は1,800万円に拡大されるため、子ども時代の積立資産をそのまま継続運用できます。
まとめ:「うちの子の場合」を数字で確認しよう
こども支援NISAは、お子さまの年齢や家庭の経済状況によって最適な積立プランが大きく変わります。
まずはシミュレーターで3つのパターンを試してみてください。
- 基本プラン:🌱 積立シミュレーションで「月○万円で18年後にいくらになるか」を確認
- 現実プラン:🎓 取り崩しモードで「高校・大学で使う分を差し引いた残高」を確認
- 目標プラン:🎯 逆算モードで「目標額に届くために必要な月額」を確認
この3ステップで、あなたの家庭に最適な積立戦略が見えてきます。

制度の詳細が確定するのは2026年中ですが、「月いくら積み立てられるか」「いつお金が必要になるか」を整理しておくのは今からでもできます。シミュレーションで具体的な数字を掴んでおけば、制度が始まった瞬間にスタートダッシュが切れますよ!
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• 本シミュレーションは、特定の金融商品の取引を推奨し、勧誘するものではありません。
• 情報の正確性には万全を期しておりますが、その内容の正確性、完全性、信頼性等を保証するものではありません。
• 利回りは年率で一定と仮定し、月次で複利計算を行っています。実際の運用では、手数料・税金・為替変動・市場の変動等により結果は異なります。
• 「こども支援NISA」は仮称であり、正式な制度名称・内容は今後変更される可能性があります。本記事は2025年12月の税制改正大綱に基づく情報をもとに作成しています。
• 本シミュレーションの内容は、予告なく変更・修正される場合があります。
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