新潟県内に突如として現れ、メディアやSNSで大きな話題を呼んでいるヨナキリウム(Yonakirium)。
そのスタートは「夜泣きで眠れないお母さんと赤ちゃんが深夜に駆け込める場所」という、切実な社会的課題の解決でした。
しかし、運営者の想いはさらに広がりを見せています。
ヨナキリウムが今目指すのは、「夜泣きで悩んでいる人に限らない、全ての母親のための居場所」です。育児の孤独やストレスを抱える母親たちが、「コーヒー一杯飲みに来るくらいの気軽さ」で、ふらっと立ち寄れるサードプレイス(第三の居場所)となることです。
本記事では、この新潟の新名所が掲げる進化したコンセプトと、その持続可能な運営を目指す上で直面している具体的な運営上の課題、特に3年後の継続という最大の挑戦について、解説します。
ヨナキリウムの運用詳細:正確な場所、料金、そして公的支援
ヨナキリウムの運営は、社会的意義が高い一方で、そのスタイルは非常にユニークかつ挑戦的です。ご提供いただいた正確な情報を元に、詳細を解説します。
1. 【場所・利用対象】「女性と赤ちゃん」専用の安全地帯
ヨナキリウムの利用は、育児中の母親と赤ちゃんに限定されています。これは、安全な授乳環境と、他者の目を気にせずリラックスできる空間を最優先するためです。
所在地:
953-0041 新潟県新潟市西蒲区巻甲2548−1
※JR巻駅前カフェ「マキエキマエ」内にあります。
利用できる人:
女性と赤ちゃんのみ(母親とその子ども)
2. 【営業時間・利用料金】深夜に開かれ、西蒲区が支える憩いの場
仕事をしながらヨナキリウムを運営しているため営業時間は、夜泣きが深刻化する時間帯に合わせ、週末ではなく平日の深夜に設定されています。
| 営業時間 | 毎週水曜日 22:00~翌朝06:00 |
| 利用料金 | 500円 |
| 公的支援 | 新潟市西蒲区の補助金により、開設から3年間は営業を継続できる見込み |
| 設備 | 授乳室・おむつ替えシート、バウンサー・Yogibo・各種哺乳瓶など |
ドリンクバーの利用は+200円がかかります。
またその他物販ミルクBar、おむつBarにて各種ミルク、おむつをそろえています(各50円)。
離乳食、ママ用に軽食(スープやお菓子)なども販売しております。
3. 運営の課題:「3年後の継続」というタイムリミット
現在の利用料金500円は、母親たちが気軽に利用できるよう設定された「社会的支援価格」です。
しかし、この安価な料金設定と、運営を支える新潟市西蒲区の補助金が「3年間」で終了する予定であることが、最大の課題を生んでいます。
補助金終了後も、この場所を継続させるためには、現在の財政基盤を見直す必要があります。
運営の溝:理想の「一杯のコーヒー」と現実の「代行費用」
ヨナキリウムの運営者が直面しているのは、単に資金不足という問題だけでなく、「社会的理想」と「経済的な持続可能性」の溝です。
1. 理想:低い利用ハードルを目指す
運営者が目指すのは、「夜泣きで追い詰められた人」だけでなく、「コーヒー一杯飲みに来るくらいの気軽さ」で立ち寄れる、母親の日常的な憩いの場となることです。
この理想を実現するためには、料金を安価に保ち、利用の心理的ハードルを下げることが不可欠です。
2. 現実:スタッフへの適正な対価確保
しかし、この深夜営業を続ける中で、運営者自身の体調不良などによりシフト代行が必要になることがあります。
その際、代行してくれたスタッフ(母親たち)に対して適正な賃金、つまり「お金」を支払いたいという強い思いがあります。
現在の500円という利用料と補助金に頼る体制では、スタッフへの対価を安定的に確保することが難しく、これが持続可能な運営の足かせとなっています。
この「利用しやすい価格」と「スタッフへの対価」という二律背反をどう乗り越えるか、つまり、「利用者が負担を感じずに、運営を経済的に支える仕組み」を確立することが、ヨナキリウムが3年後に向けて解決すべき最も重要な挑戦なのです。

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まとめ:ヨナキリウムが現代の子育てを変える
ヨナキリウムは、毎週水曜の夜間に、母親と赤ちゃんだけが利用できる新潟市西蒲区の特別な場所です。闇とクラゲの空間は、母親たちの心身をリセットする究極のセラピー効果を提供します。
「新潟」「母親」「居場所」「育児支援」「クラゲ」。
これらのキーワードで検索する多くの人々の共感と支援が、ヨナキリウムの挑戦を後押しし、地方発の画期的な子育て支援モデルを未来につなぐ鍵となるでしょう。
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