この記事ではPROPER関数の使い方から、実務で役立つテクニック、注意点を解説します!
- PROPER関数の基本的な使い方と構文
- 姓名の整形など、実務で使える具体例
- 「思った通りに変換されない」時の注意点
- UPPER/LOWER関数との使い分け一覧
PROPER関数とは?単語の先頭だけを大文字にする関数
英単語の「1文字目だけを大文字」にし、それ以降を「小文字」に変換する関数
「proper」には「適切な、正しい」という意味があり、人名や地名などの固有名詞を正しい表記に整えるのに最適です。
PROPER関数の基本構成(引数)
=PROPER(文字列)
文字列:変換したいテキスト、またはそのセルを指定します。
【例題で学ぶ】PROPER関数の基本的な使い方
まずは、シンプルな変換例を見てみましょう。
例題1:バラバラな英字表記を整える
入力担当者によってバラバラになった製品名を、きれいな表記に統一します。

数式:
=PROPER(A2)
- 結果を表示したいセル(B2)をクリックします。
- 「=PROPER(A2)」と入力します。
- Enterキーを押し、下のセルまでオートフィル(数式のコピー)をします。
実務で役立つ!PROPER関数の活用テクニック
PROPER関数が一番活躍するのは、英語の名簿作成です。
テクニック①:姓名を結合して「先頭のみ大文字」にする
姓と名が別々のセルにある場合、結合と同時に表記を整えることができます。
例題2:フルネームを正しい表記で結合

「&” “&」で姓と名の間にスペースを入れ、その全体をPROPER関数で囲むことで、プロのような名簿が完成します。
テクニック②:住所(地名)の表記を整える
海外への発送リストや、英語での住所録作成にも便利です。
例題3:地名の表記を整える

注意点!PROPER関数で「思い通りにならない」ケース

PROPER関数には、少し特殊な挙動があります。使う前に以下のポイントを確認しておきましょう。
- 単語の途中に大文字を入れたい場合
- 日本語には効果がない
- 全角英字も変換対象
① 単語の途中に大文字を入れたい場合
PROPER関数は「頭文字以外はすべて小文字」にしてしまいます。そのため、途中に大文字が必要な固有名詞には向きません。

PROPER関数は英字以外の文字(スペース、記号など)の直後を「新しい単語の始まり」とみなして大文字にする特性があります。
そのため、「‘(アポストロフィ)」の直後にある「s」を、は「新しい単語の始まりだ!」と勘違いして大文字の「S」に変えてしまいます。
② 日本語には効果がない
UPPER/LOWER関数と同様、ひらがな、カタカナ、漢字には影響しません。
③ 全角英字も変換対象
全角の「apple」も「Apple」になりますが、実務では半角に揃えることが多いです。その場合は「=PROPER(ASC(A2))」のように、ASC関数と組み合わせるのがおすすめです。
【まとめ】英字変換3兄弟(UPPER・LOWER・PROPER)の使い分け
最後に、今回紹介した3つの関数の違いをおさらいしましょう。
例題4:変換パターンの比較

まとめ:PROPER関数で「美しい名簿」を効率よく作ろう!
PROPER関数を使えば、手入力で一文字ずつ大文字に打ち直す手間がなくなります。
データの美しさは、資料の信頼性に繋がります。ぜひ活用して、見やすいエクセルシートを作成してくださいね!
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