ROUNDDOWN関数とは?基本的な使い方を理解しよう
指定した桁数で数値を切り捨てるための関数
「切り捨てる」とは、指定した桁数の後に続くすべての端数を無視して削ることです。元の値よりも大きい値が返されることは絶対にありません。
例えば、「1.999」を「整数に切り捨て」すると「1」になります。
小数点以下がどれだけ9に近くても、切り捨ての場合は容赦なく削られます。
ROUNDDOWN関数の書式
ROUNDDOWN関数の書式:
=ROUNDDOWN(数値, 桁数)
数値 (必須):切り捨てたい元の数値、または数値が入力されているセルを指定します。
桁数 (必須):どの位置で切り捨てを行うかを指定する整数です。この桁数が、結果として残したい最小の桁数を意味します。
ROUNDDOWN関数の「桁数」設定を理解しよう
ROUNDDOWN関数の「桁数」の考え方は、ROUNDUP関数と同じです。
「桁数」とは、どこまでの値を残したいか(どこからを捨てるか)を決める数字です。
| 桁数の値 | 位置の基準 | 処理後の例 (123.456 の場合) |
|---|---|---|
| 正の数 (1, 2, 3…) | 小数点以下を残したいとき。1なら小数点第一位まで残す。 | 123.4(桁数 1) |
| 0 (ゼロ) | 整数にしたいとき(小数点以下をすべて切り捨てる)。 | 123 (桁数 0) |
| 負の数 (-1, -2, -3…) | 整数部分を丸めたいとき。-1なら十の位まで残す。 | 120 (桁数 -1) |
例題で学ぶ!ROUNDDOWN の具体的な使い方

具体的な例題を使って、さまざまなパターンでの ROUNDDOWN関数の使い方を見ていきましょう。
1. 小数点以下を切り捨てる場合 (桁数 ≧ 0)

数式:
=ROUNDDOWN(A2, B2)
結果:

2. 整数部を切り捨てる場合 (桁数 < 0)

数式:
=ROUNDDOWN(A2, B2)
結果:

日付(時刻)の情報をROUNDDOWNで切り捨てる方法
エクセルでは、日付と時刻は「シリアル値」という一つの数値で管理されています。

この仕組みを利用すると、「時刻の部分」を切り捨てることで、日付のみを残すことができます。

結果のD列は「日付」または「標準」形式に設定する必要があります。
もし「時刻」形式のまま表示されると、意図した日付が表示されないことがあります。
ROUNDDOWNとROUNDUP、ROUNDの違い

数値を丸める関数は、切り方によって結果が大きく異なります。
| 関数名 | 目的 | 例 (123.45 を整数に丸める) |
|---|---|---|
| ROUNDUP | 切り上げ | 124 |
| ROUND | 四捨五入 | 123 |
| ROUNDDOWN | 切り捨て | 123 |
ROUND / ROUNDUP 関数について

ROUNDDOWNとは正反対の動作をする「切り上げ」のROUNDUP関数、そして最も一般的な「四捨五入」のROUND関数について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
ROUND関数の解説はこちら
ROUNDUP関数の解説はこちら
まとめ:ROUNDDOWN 関数を実務で活用しよう!

今回の記事では、エクセルのROUNDDOWN関数の使い方を詳しく解説しました。
- 桁数が0:
整数に切り捨てる (日付なら時刻を切り捨てる) - 桁数が正の数 (例: 1, 2):
小数点以下を残して切り捨てる - 桁数が負の数 (例: -1, -2):
整数部 (十の位、百の位など) を切り捨てる
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